今話題のSTAP細胞のことではありません、2002年頃の米国はルーセント社(現アルカテル・ルーセント)傘下のベル研究所における、シェール研究員による超電導の大発見が捏造だった、という実話。革新的なノーベル賞級の発見と騒がれたがだれも再現できない、データの使い回し、生データがないとか捨てちゃったとか、有名科学者がサポートしてる、研究者の憧れのまとな研究所、研究不正は本人だけで共著者は不正してないと評される点、などなど、今ニュースの俎上にのってるキーワードとそっくりな単語が並ぶ話です。当時、米国のみならず世界中を巻き込みました。親会社ルーセントの株価が、捏造された発見話で上昇したりもしたもんだから、たいした話ではあったのです。論文はやはりネイチャーやサイエンスなどに掲載されて大評判になったのもおなじ。ネイチャーは同じてつを踏んでしまったみたい。シェール研究員は最後まで発見というか実験はあったんだ成功したんだと言い続けますが、次々と不正が世界中の研究であばかれ、解雇され、博士号も剥奪されて、いまはどっかの会社員らしい。彼の発見した、と信ずるものについては、結局、十年以上たっても実証できなかった。ベル研究所は親会社がフランス企業に買収されちゃう。まあベル研究所は私企業だし、日本の環境とは違うんだけど、似たような話が既にあるのです。

「論文捏造」というタイトルの新書本もってたんだけどみつからない・・・・一昔前の話で今の今まで忘れてたしな。仕事の関係があったのと、NHKで特集してたので買った本なんだけどどこいったー