
表紙絵はカフェタイガー。東銀座から東劇にむけてわたる橋の手前にあったらしい。いまはもうない。カフェといっても、女給さんがでてくるいわゆるクラブというかキャバレーというか、そういうカフェで、いまのとは大違い。お客は男性陣である。銀座にキャバレーなんて?と思うかもしれないけど、今でも「白いバラ」というれっきとしたキャバレーが銀座にある。松屋のむかい、ガス灯通りにあるのであった。ラスベガスのクラブみたいな感じらしいんだけど。故団鬼六氏の出版記念パーティとかやってたらしく、出版業界や広告代理店の人は知ってるかも。生バンドがあって、ショータイムがあるらしい(行ったことないんで)。なお、先々代のオーナーが、カフェタイガーが無くなったので名前を惜しんでニュータイガーを作ったなんて聞いたことがあったっけ。
東京繁盛記の銀座の項目には、もうない有名店がいろいろと載っていた。白牡丹とか千びき屋とか・・・・残ってるのは、服部(現在の和光)、鳩居堂、モトムラくらいかな。銀座も松坂屋のところが、大きな総合ビルになるとかで、風景が変わっていくのだろう。ちょっとセンチメンタル・・・