NHKで宮崎駿監督と子息の吾朗監督の、コクリコ坂をめぐる特集をやっていたので、みてみた。「コクリコ坂から」は観てたので背景に関心があったのだ。
まず映画感想。うーん、まあ、こんなもの?映画女性デーの日に行ったのでそれなりに混んでましたが。脚本は宮崎駿氏のなのだから、ジブリちっくにまとまっていたけど、原作とは違うものとして楽しめばよいかも。ただ、昭和三十年代を希望にあふれた時代に描いてるのがちと気になった。みんないー人ばっかり。同じ三十年代を描いたとなりのトトロとは雰囲気が違うというか?ノリはあまり良くないです。ゲド戦記みて、時間を返してーと思っていたので、期待はもとからしてなかったし、脚本は父監督だからまー大丈夫だろう、って前もって予防線はって観ました。去年のアリエッティは別監督だしね。これからご覧になる方は、予防線はってみたほうがよいかもしれません。
で、NHK特集。父監督が脚本だけでなく、息子監督の現場にずいぶんでばってたんですね。納得。指揮系統が二つあったらそりゃ困るよね。でも一応形にはなったわけだ。
NHK特集では、ナレーションで「ゲド戦記」は賛否あったがーと書いてたけど、実際には原作者が父監督だからOKしたのに、息子監督だなんてきいてない!ひどい!と自分ちのブログで怒り心頭だったことには触れなかった。触れないまでも、邦画最大ヒットではなかったはずなのに、そういうナレーションにジブリへの媚を感じていやーん、な気持ち。
あと、父監督が「いまはファンタジーはできないんだ。みんな浮かれている時に終末的にでるのがファンタジー、ナウシカだよね」と言ってたこと。みんな未来に不安を強く抱いている今、どんなものを送りだしたらいいのかが、変わってしまった、ということに触れていた。作り手も困惑しているのが今、なんだろう。
さて、昭和三十年代は、たしかに人々は希望を持っていたけれど、それはまだ日本が貧しく、でもオリンピックとか万博とか将来の予定が組まれていて、それに向けて明るい気持ちがあったからだと思う。なにせ赤線(公娼)廃止が昭和33年だし、映画でもご飯は窯でたいてたし。だけど、映画では三十年代の雰囲気がちょいと妙に思えた。高校進学率だってこの時代は、まだ低かったのだ。だけど海ちゃん(主人公)かなり普通というか、今時の中学生にも見えてしまうのは、私の考えすぎか???
ジブリの後継者を育てなきゃいけない時期に来てるのに、父監督は現場に口をだすし自分で仕切るし、後継者育てる気分がない。しかたないから鈴木プロデューサーがジブリ存続のために、息子監督を擁立してやってこうとしてる、だけどなかなかうまくいかないよーという事なんでしょうな。
ジブリ美術館は行ったことがあります。こじんまりしてて、可愛い。小さいので、予約制&人数制限があるのでなかなか行けないのだが、たまたま仕事絡みで行ってしまった。猫バスの実物大ぬいぐるみがあって、子供たちのみ乗り込みOK、きゃーきゃー小さい子たちが乗り降りしてるのを、親たちがうらやましそうにしてたのが印象的でした。屋上にはラピュタ関連がごろごろ。代表作を大体みてれば、ああ、アレはこれだ的に楽しめます。このジブリ美術館の建設にかかわったのが子息監督。ジブリの世界観はよく理解してるのでしょう。
まず映画感想。うーん、まあ、こんなもの?映画女性デーの日に行ったのでそれなりに混んでましたが。脚本は宮崎駿氏のなのだから、ジブリちっくにまとまっていたけど、原作とは違うものとして楽しめばよいかも。ただ、昭和三十年代を希望にあふれた時代に描いてるのがちと気になった。みんないー人ばっかり。同じ三十年代を描いたとなりのトトロとは雰囲気が違うというか?ノリはあまり良くないです。ゲド戦記みて、時間を返してーと思っていたので、期待はもとからしてなかったし、脚本は父監督だからまー大丈夫だろう、って前もって予防線はって観ました。去年のアリエッティは別監督だしね。これからご覧になる方は、予防線はってみたほうがよいかもしれません。
で、NHK特集。父監督が脚本だけでなく、息子監督の現場にずいぶんでばってたんですね。納得。指揮系統が二つあったらそりゃ困るよね。でも一応形にはなったわけだ。
NHK特集では、ナレーションで「ゲド戦記」は賛否あったがーと書いてたけど、実際には原作者が父監督だからOKしたのに、息子監督だなんてきいてない!ひどい!と自分ちのブログで怒り心頭だったことには触れなかった。触れないまでも、邦画最大ヒットではなかったはずなのに、そういうナレーションにジブリへの媚を感じていやーん、な気持ち。
あと、父監督が「いまはファンタジーはできないんだ。みんな浮かれている時に終末的にでるのがファンタジー、ナウシカだよね」と言ってたこと。みんな未来に不安を強く抱いている今、どんなものを送りだしたらいいのかが、変わってしまった、ということに触れていた。作り手も困惑しているのが今、なんだろう。
さて、昭和三十年代は、たしかに人々は希望を持っていたけれど、それはまだ日本が貧しく、でもオリンピックとか万博とか将来の予定が組まれていて、それに向けて明るい気持ちがあったからだと思う。なにせ赤線(公娼)廃止が昭和33年だし、映画でもご飯は窯でたいてたし。だけど、映画では三十年代の雰囲気がちょいと妙に思えた。高校進学率だってこの時代は、まだ低かったのだ。だけど海ちゃん(主人公)かなり普通というか、今時の中学生にも見えてしまうのは、私の考えすぎか???
ジブリの後継者を育てなきゃいけない時期に来てるのに、父監督は現場に口をだすし自分で仕切るし、後継者育てる気分がない。しかたないから鈴木プロデューサーがジブリ存続のために、息子監督を擁立してやってこうとしてる、だけどなかなかうまくいかないよーという事なんでしょうな。
ジブリ美術館は行ったことがあります。こじんまりしてて、可愛い。小さいので、予約制&人数制限があるのでなかなか行けないのだが、たまたま仕事絡みで行ってしまった。猫バスの実物大ぬいぐるみがあって、子供たちのみ乗り込みOK、きゃーきゃー小さい子たちが乗り降りしてるのを、親たちがうらやましそうにしてたのが印象的でした。屋上にはラピュタ関連がごろごろ。代表作を大体みてれば、ああ、アレはこれだ的に楽しめます。このジブリ美術館の建設にかかわったのが子息監督。ジブリの世界観はよく理解してるのでしょう。