イメージ 1

京都にあるワコール社の研究機関KCIはドレスのコレクションと研究で有名。そのKCIは4年に一回、テーマを決めて展示会を京都と東京で開く。私がオリンピックのように楽しみにしている4年ごとの展覧会♪今年がその年で、江東区は現代美術館にて開いております。んで、行ってきた♪

ラグジュアリーとは贅沢とか豪奢とか奢多とか飾り立てるみたいな意味。けばけばしい、とはちと違う。飾りは刺繍だったり、生地そのものだったり、リボンだったり、染料だったり、生地カットだったりと、いろいろ。ファッション関係者ならすごーく気になる展示内容なんだけど・・・・私はドレス命な人なので、もちろん目的はドレス!アンティークドレス、つまり18世紀から20世紀初頭までのドレスが目当てでいってきましたー

目についたのは。。。

1600年ころのエリザベス1世が活躍していた時代の上衣。金銀刺繍が立体的で、刺繍ツーより3Dアップリケ?みたいなジャケットだった。

18世紀はロココのドレス。1740-1780年くらいの宮廷衣装。ベルバラですな。6着もあって豪華豪華♪金色のレースが豪華な衣装とかーロココブレードがこれでもかっつーくらい使われたのとか、プリントのようにいっぱい生地全面に刺繍されたのとか、頭に戦艦載せている教科書にでてくるドレスとか・・・男性のチェーンステッチ刺繍てんこもりな衣装も3着ほど。ロココのドレス6点だけでも見ごたえあり♪

でもー19世紀が少ないよ!ラグジュアリーってヴィクトリアンだって飾り立ててるじゃん?レースとリボンと花とでさーロココよか地味だけどね。
でもまあ、エンパイアスタイル(ナポレオン1世の時代のハイウェストドレス)のスペイン宮廷服1着、
1850年頃の透ける白いオーガンジーに玉虫色の柄を刺繍したドレス2点、1882年のウェディングドレス1着、1908年のウォルト作イブニングドレス(レースすごかった、スパンコール細かかった)、同じくらいのころのアイリッシュ総レースでつくった細見のドレス、以上19世紀からアールヌーボーまでが6点。

あとは現代ものドレスがそれぞれの特徴をきわだたせて展示してありました。おもしろいと思ったのは、18世紀19世紀のドレスの隣に、それらをインスパイアしたらしきドレスが展示されていたこと。なるへそ、現代風にアレンジするとこうなるわけね、と感心。歴史(流行)は繰り返すんですなー

アンティーク衣装が30点弱ではあったけど、まあまあ満足。特にみたかった1882年ものウェディングドレスがみられたのがよかったわーこれだけを見にまたいこうと思う私。

でも、ロココのドレスを見たい!という人以外にはあまりお勧めできません。ヴィクトリアン時代のドレスは数が少ないので。入場料は1200円、カタログは2500円だけどロココ衣装は独特な撮り方されているんで全体像みえにくいです。なので絵葉書がお勧めかも?
この展示会、来年1月17日までやってます。

それにしても、きば駅から遠かった・・・・15分は歩いた!