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いやーみてて安定感のあるバレエって嬉しい~ザハロワちゃんのライモンダの感想です。割とよく見に行くザハロワですが、今回は牧阿佐美バレエ団のライモンダ3幕全幕ものを見てまいりました。よかったですわーペイパフォーマンス高し!

なんといってもザハロワの基本に忠実な安定感ある、かつ繊細な踊りがよかったっす。まあ、2幕の最後のほうで、ちょっと滑りました的な部分はあったけど、1幕でやたらトウの音が高かったので、三日目の演技で疲れたのかなーとか思った部分もありましたが、それでも満足~安心して見ていられる若い子は貴重だ!

でも、今回の良さは、なんといっても、全体の調和がとっても良かったこと!ザハロワや男性ソリストのマトヴィエンコ(ジュテにとってもウットリ)がとても技術が高いんですが、その高い技術が悪目立ちしない程度に、日本人のバックが良いのです~これまでも女性陣のコールドバレエは良いのは見かけてましたが、男性がバラバラだったりして、どうしてもマイナスだった。それが、今回は見事にそろってる~一緒にいったバレエ好きも「身びいきだけど、マリインスキーとボリショイのぞけば、秀逸なコールドバレエでは?」という感じ。そう、ヨーロッパ勢もアメリカ勢もコールドバレエはバラバラです。日本人特有のきっちり揃うっていうのが、安心してみていられてうれしかった~これ、17年くらい前はてんでよろしくありませんでした。2年前だってちょっと不安があった。でも、今日みたのは、かなりな安定感!ザハロワとマトヴィエンコの後ろで2組踊ってたんだけど、全然違和感なし!違和感ないほど、手や足の先まで神経ゆきとどいた感じがしてました。ああ、日本の男性ダンサーもここまで来るようになったのね!嬉しい~ライモンダって結構男性が4人で踊ったりするシーンあるので、日本人でやるのって結構きついと思うんです。でも、これならイイわー

衣装もなかなかステキでした!ライモンダ自身もステキだったけど、コールドバレエの子たちの衣裳もよかったー日本人の肌によく合う、ちょっと緑がかった水色や、グレーと桜色など、とてもきれいでありました。背景もきれい・・・・ただ、衣装やすかしカーテンにお金がかかったせいか、他の部分はシンプル・・・まあ、これはこれで良いか。

画像は新国立劇場の公演案内ステージノート№108からライモンダの1シーン