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中山忠彦という画家を知っていますか?19世紀アンティークドレスを着せた奥様の肖像画をずーっと描き続けるのが特徴の油絵画家です。いま、日本橋高島屋8F催事場(一般800円)で展覧会をやってるのですが・・・いってみれば、現代の和製サージェント(ジョン・シンガー・サージェント)みたいなの。日本人が西洋ドレスを着た日本人を描くといくことに、違和感というか、賛否両論はあるんですがね、20年以上も続けいてると、執念というかそういうのが絵にでるようです。ドレス画力はなかなか!もっとも、19世紀に素晴らしいドレスの表現で有名だったティソやサージェントとは比べられないんですけどねーま、しかたないでしょう。あと10年くらいたったらもっとイイ感じになるかもしれないし、それを待とう。

特筆すべきは、この中山画伯、ご自分でアンティークドレスのコレクション、それもハンパな数ではない量をお持ち。今回出展した絵からみても30着はあるな・・・・なお、催事場にはドレスも展示されてます。私の目的はこっちなの♪ごめんね、画伯。でも図録もポストカードも便せんもクリアファイルも買ったから!!

さて、出品されていたコレクションのドレスは古くは1865年クリノリンのイヴニングドレス、新しくても1905年くらいのレセプションドレス。これがまーどれも保存状態が素晴らしい!文化服装学院やKCIよりも状態いいんじゃ?なモノでした。ただ、惜しむらくというか、コレは好みの問題なんですがー画伯の好みは典型的日本人らしく、シンプルイズビューティホー?な感じで、わりとあっさり目なドレスばかりでした。ま、ね、アールヌーボー時代はシフォンや繊細なレースで飾るので、ヴィクトリアンちっくなゴージャスというよりかは、優美さ繊細さを求めたドレスだから、そう見えるだけど。でも、繊細で華奢なつくりの数数の装飾は、もうもう、目をいくら近付けてみても見あきない~かなり間近で見ることができて満足でした。あと、1830年代のボンネットとか、1900年ごろの扇子や帽子やアクセサリーなんかもありました。こっちも見ごたえ十分♪ロココな18世紀の衝立もよかったなー画伯ってば家具調度、アクセサリーもアンティークを集めて、その中で描いてるんですね、すっごいわ~

この展覧会は4月7日(最終日は早じまいですのでお気をつけて)まで。4月6日までは18時以降半額だそう。明日もいっちゃおっと。