
19世紀後半と比べるとおおぶりな感じ。
この帽子は黒生地に薔薇だけなので地味ですが、実際の帽子はこれに羽つけてリボンつけてレースつけてって凄かったらしい。それもブリムの内側に花かざってあるんですよ?顔にぶつかるんじゃないかと思うんだけど。
さかのぼること1825年-1830年くらいには、もっとすごくって、オペラを見るときも帽子かぶったまんま(貴婦人は帽子はアクセサリ扱いなので脱がない)で、後ろのほうの人が見えないじゃないかって文句いわれるので、オペラ用にレースとリボンだけの平たいのが出来たらしい。過剰装飾になると一気にシンプル化するのがファッションの流れらしく、1860年頃から帽子はどんどん小さくなるのでありました。逆にスカートがでっかくなるのであります。あ、ミニチュアの項目ではなくドレスの項目みたいだ。