マーケティングに関係する用語は、
数多く存在する為、解釈の仕方や意味が
あいまいになりがちです。

 

そこでいくつかのマーケティング用語について
深く掘り下げて説明して行きたいと思います。

 

(1)ネットワークマーケティング

ア○ウェイを筆頭に日本国内には、3000~4000社の
ネットワークビジネスの会社があるそうです。

 

ネットワークビジネスは、しばしば
マルチ・レベル・マーケティング(MLM)とも呼ばれ、
商品やサービスの販売の為にディストリビューター(代理店)が、
さらに他のディストリビューターと契約を締結して
そのディストリビューターが、さらにまた他の人と
契約を締結して・・・というように連鎖していく仕組みのこと。


この仕組みでは、上流に位置するディストリビューターが、
より下流での販売に対するコミッション(紹介料)を
受け取ります。

 

よくありがちなのが、ネットワークビジネスや、MLMを
『ねずみ講』と勘違いすることです。

 

ネットワークビジネスは、ねずみ講と異なり、
しっかりとした法律に基づいた販売形式なのですが、
ここではその説明は割愛します。

 

(2)バズマーケティング

 

バズマーケティングは、口コミによって商品・サービスの情報を伝播させ、
消費者の認知を高め、興味を喚起させるマーケティング手法です。

バズマーケティングは情報を発信する人の影響力や、情報そのものの
インパクトなどを戦略的に利用し、人為的にユーザーの注目を集め、
話題の総量を大きくしていきます。

 

SNSが普及している現在、バズ・マーケティングを使い、
口コミを上手に操れている企業は大きな収益を上げることが可能になります。

最近では、『バズるニュースだ』、『あの記事がバズった』といった
使い方もされるため、見聞きしたことがある方も多いかと思います。

 

(3)バイラルマーケティング

 

バイラルマーケティングは、バイラル広告とも呼ばれ、
既存のソーシャルネットワークを活用して、バイラル(ウィルス)が
自己増殖するようなプロセスで、ブランドの認知度を高めたり、
商品の販売などほかのマーケティング目標を果たしたりします。

例えば、最新のファッションや、映画、注目のスポットなどについて
誰もが話題にしているというようなトレンドを意味います。

 

バイラル・マーケティングは、1次的バイラル・マーケティングと、
2次的バイラル・マーケティングとに分類されます。

 

1次的バイラル・マーケティングとは、知人友人に自然と商品やサービスを
紹介したくなるように仕掛ける手法を指します。

 

2次的バイラル・マーケティングとは、消費者に対して何らかの
インセンティブを供することにより、直接的に伝播を促す手法です。

 

バイラル・マーケティングが上手く功を奏した場合、
マーケティングコスト以上の大きな効果を得ることができます。

 

(4)リファーラルマーケティング

 

リファーラルとは、特定の商品・サービスを必要としている人に対して
それらを提供出来る事業者を個人的に推薦・紹介することを言います。

リファーラルマーケティングは、どんな事業においても
成功のための最も強力な方法です。

 

商品・サービスの推薦・紹介というと、『クチコミ』と同じ意味と
思われるかもしれませんが、クチコミは、リファーラルマーケテイングの
構成要素の一つに過ぎません。

 

リファーラルマーケティングとは、商品・サービスを必要としている人と
それを提供する人との間で、信頼関係を構築することによって、
新規の顧客やクライアントを獲得し、その結果、継続的な個人的紹介に
よるビジネスを獲得する戦略のことを言います。

 

マーケティングと一言で言っても、色々な手法がありますので、

御自身のビジネスに合った手法を取り入れる事が大切だと思います。