自民党、民主党、日本維新の会の原発政策について
オレが今、最も興味のある原発政策を、各党が出した公約から調べてみた。
まずは、自民党の「重点政策2012」に書かれてあった中長期的エネルギー政策だ。
問題なのは、「判断の先送りは避けつつ」と書いておきながら、「遅くとも10年以内には…」と先送りしてるところ。
大体、「遅くとも」って、何よ!
あれだけ安倍が批判した野田の「近いうち」と同じじゃん。
んま、結局これでは公約にすらなっていない。
国民との約束である「公約」ですら、シャーシャーと先送り出来る政党に原発政策をやらせたら、多くの国民が望む原発政策とはならないだろう。
ま、先送りじゃ、民主党も負けていない。
「マニフェスト2012」を見ると、こう書かれている。
国民からの調査で、「2030年に原発ゼロ」という結果が出たにもかかわらず、「2030年代」と9年も先延ばしした公約なんだ。
それにそもそも、2030年ですら今から18年後。
それを更に9年もプラスする薄汚い根性が許せない。
ある意味、自民党の原発政策よりもヒドイ内容だ。
でもま、この政党が政権を握る可能性は極めて低いから、どんなにヒドイ内容でも安心なんだが。
じゃあ、日本維新の会はどうなのか?
で、「骨太2013-2016」を見てみた。
基本方針で、「先進国をリードする脱原発依存体制の構築」と書いておきながら、「2030年代までにフェードアウト」…。
基本方針すらもフェードアウトしてやんの。
しかもその”フェードアウト”ですら、「フェードアウトすることになる」と何故か他人事。
多分、古く腐ったモンを食って、ピーピージャージャーの状態の時に作った公約なんだろう。
腹に力が入らないから、こんな他人事の公約になるんだ。
思うに、この3党は日本のメーカーの技術力と日本国民を信じていない。
10年もあれば、日本のメーカーならすっげぇ効率の高い太陽光パネルが出来るだろう。
風力発電だってそう。
石炭だって、日本による技術開発で、クリーンな新エネルギーになってるだろう。
そして日本国民の節電意識も相当なモノになってるだろう。
それでどうして危険な原発が、2030年代まで必要なんだ?
以上から、オレの1票は自民党、民主党、日本維新の会の3党には縁がない。
これがオレの結論だ。