小学校の成績表を持ち出して、「自分は正直だ」という野田って…
今さっき、衆院解散となった。
もしも野田がホントに正直なら、随分前から衆院解散を意識してたハズ。
8月に「近いうちに国民に信を問う」と言ってしまった正直者なら、年明け解散なんて絶対あり得ないことだ。
では、何で10月1日に内閣改造を行ったのだろう?
年内に信を問うつもりだったら、たった2ヶ月半、前の閣僚を引っ張れば良かったのだ。
そしたら、結果論かも知れないが、田中慶秋や田中真紀子の騒動も無かったろう。
前原誠司の「政治とカネ」疑惑も見つからなかっただろう。
そして、拉致被害者家族だって、拉致担当相が代わらなかったんだから、文句を言わなかったろう。
何より、内閣改造後に下がった内閣支持率も、下がらずに済んだかも知れない。
そう考えると、
どうしても野田が正直とは思えないんだ。
ちなみにオレは、ウソも言うがそこそこ正直だ。
そのオレが、8月初旬に「近いうちに…」と友人に約束したら、せいぜい11月初旬までに約束を果たす。
で、野田の場合、約束した相手は自民党、公明党、そして国民だ。
しかも野田は現役の政治家であり、総理大臣だ。
ブラブラしてるオレ以上の正直さが求められるのは当たり前。
それが、「近いうち」と言って3ヶ月も経ち、ようやく「1ヶ月後に約束を果たす」という宣言だ。
結局、なんだかんだ言って、
4ヶ月以上経っての「近いうち」なんだわ。
これのどこが正直かい?
そもそも、小学校時代の成績表を持ち出して、「だから自分は正直だ」という野田がどうかしてる。
それにホントに正直なら、だまし討ちのようなマニフェストに書いて無い消費税増税はしない。
しかも街頭演説で、野田はこう仰ったんだわ。
「マニフェストに書いてないことはやらない!」
「マニフェストに書いてあることだけをやる!」
やっぱウソつきだよ。野田ってさ。