MV22オスプレイは決して安全では無い!
以下の表は、「琉球新報」に掲載されていたMV22オスプレイのクラスB,Cの事故率 に、日本政府発表のクラスAの事故率をオレが加筆した一覧表だ。
さて、これをどう見るか…だ。
「MV22オスプレイは安全だ!」という根拠のクラスAの事故率はさておき、飛行場での事故、B(AGM)、C(AGM)が他の機種と比べて高いことが分かる。
これは、離着陸時に何らかしらの問題があるってこと。
また、クラスB,Cは海兵隊の平均よりも高い事故率の項目が多い。
というか、B(FRM)以外は全滅だ。
ということで、日本政府が「安全だ」というMV22オスプレイの事故率は、トータルで見れば高いのだ。
百歩譲って、日本政府の言うようにクラスBやクラスCの事故率を無視して良いか?だ。
で、以下のクラス分類を見て欲しい。
防衛省の資料 から書き写したクラス分類だ。
クラスA
政府及び政府所有財産への被害総額が200万ドル以上、国防省所属航空機の損壊、あるいは、死亡又は全身不随に至る障害もしくは職業に起因する病気等を引き起こした場合
クラスB
政府及び政府所有財産への被害総額が50万ドル以上200万ドル未満、一件の事故の結果として、負傷又は職業上の疾病が恒久的な部分的障害をもたらす場合、又は3名以上が入院した場合
クラスC
政府及び政府所有財産への被害総額が5万ドル以上50万ドル未満、あるいは、当日を除いて1日以上の欠勤をもたらす負傷又は疾病を引き起こした場合
被害総額や死者数、障害度合いで分類されているのだが、単純に素直に考えて、クラスB、クラスCの事故率を無視して良いとは言えまい。
例えば、民間人のいない砂漠や広大な基地内でのクラスBやCの事故でも、普天間基地で事故った場合、クラスAの事故になる可能性があるからだ。
また、被害総額の対象は「政府及び政府所有財産」とあり、民間の被害はカウントされていない。
ということで、このクラス分類でさえ、普天間基地のような人口密集地での事故を想定していないのだ。
で、オレの結論。
MV22オスプレイは決して安全では無い。
もっと言えば、日本政府の「安全宣言」ほど、ウソ丸出しのモノはない。
