東京都調査団による尖閣諸島の洋上からの現地調査を見て思ったこと
昨日、行われた東京都調査団による尖閣諸島の現地調査。
日本政府の上陸不許可を受けて洋上から島の平野部の割合や海岸線の地形、動植物の生息状況、海水の温度や塩分濃度、沿岸部の水深などを確認したという。
この東京都による調査内容を裏返せば、日本には尖閣諸島の最新データが無いってこと。
年に1度でも日本政府が調査を行っていれば、今回東京都は2500万円もかけて調査する必要はなかったのだ。
で、これが日本の領土だと言う。
しかも、日本人が自由に立ち入ることが出来ない島。
「平穏かつ安定的な維持・管理の為」というふざけた理由でさ…。
悪いが、尖閣諸島を調査もせず放置し続けてる日本政府は、到底「維持・管理してる」とは言えまい。
また今現在、尖閣諸島は決して平穏では無いし、安定的でも無い。
日本政府の言う「維持・管理」は、とっくの昔に崩壊しているのだ。
結局、中国への過剰な「配慮」は、何も生み出さない。
今回、東京都の調査団を尖閣に上陸させようがさせまいが、
近い将来、中国は武力で尖閣を取りにくる。
尖閣諸島を「核心的利益」とまで言い切った中国が、今後も指をくわえて見てるワケがないのだ。
だからこそ、日本政府は東京都の調査団の上陸を許可し、きちんと調査させるべきだったと思う。
それは、尖閣諸島は日本の領土という世界へ向けたアピールとなったハズなんだ。
もう一度言う。
中国への過剰な「配慮」は、何も生み出さない。