そもそも何で値上げなんだ?
東京電力の家庭向け電気料金の値上げ幅について、枝野幸男経済産業相と松原仁消費者相は19日、東電が申請していた平均10.28%から8.47%に縮めることで合意した。「物価問題に関する関係閣僚会議」で正式に決め、9月1日から値上げされる。
枝野よ。松原よ。
この話、10.28%から8.47%に圧縮したから「良かったね」という話ではないのだよ。
そもそも何で値上げなんだ?
東電が津波対策を行わず、勝手に事故を起こしたのだ。
利用者には全く非はないのだよ。
そして、福島第1原発と第2原発の計六基の減価償却費414億円と、事故を起こした第1原発の維持管理費については、東電の申請内容を追認する??
つまり、電気料値上げの中にそれらが含まれているというのだ。
で、その理由をエラそうに枝野がこう述べた。
「賠償や廃炉、電力の安定供給に支障を来すため」
枝野よ。
賠償や廃炉なんぞ、利用者には全く関係のないこと。
勝手に事故を起こしておいて、その尻ぬぐいを何故利用者に請求する?
それから、東電が電力の安定供給が出来ないというのなら、別の電力会社を選べるようにしろ!
別に利用者からすれば、電気なんて東電製でなくて良いのだよ。
極端な話、普段は避けてる中国製でも韓国製でも良いのだ。
悪いが、誰も東電の電気に固執してないんだわ。
政府が勝手に規制すっから、こういう話になる。
好きな電力会社を選ばしてくれよ。
それだけのことなんだよ。
最後に、「値上げは企業の権利」かもしれない。
だったら、その値上げを拒否する権利、その電力会社を選ばない権利もあるハズなんだ。
しかし、実態は利用者にはそれらが全く出来ない。
たった2%弱の圧縮でエラぶる前に、この矛盾を何とかしろ!
それが真の政治家だと思う。