誰が買うかではなく、日本の領土として尖閣諸島をどう活用化するかだ!
単に野田首相の人気挽回策だ。
言い換えれば、13億円も寄付金が集まった現実を、野田が無視出来なくなっただけ。
野田はよく「待ったなし」と言うが、これは「仕方なし」なんだわ。
と、かく言うオレは、基本的には国有化することに異議はない。
しかし、裏で仙谷が暗躍する今の政府では、
国有化するだけで終わるのは明らかだ。
つまり今まで通り、中国や台湾の顔色を伺い、尖閣諸島への上陸を日本国民に許さず、周囲の漁場から日本の漁民を遠ざけ、灯台や漁港を造らないってこと。
更に言えば、島に日本国旗を立てることなんて、あり得ないのだ。
しかし、これでは国有化の意味は全くない。
「尖閣諸島の国有化」という一見立派な命題で、オレらの血税をドブに捨てるようなものだ。
思うのだが、日本の領土なんだから、尖閣諸島やその周辺海域を堂々と、粛々と活用すればいい。
ポイントは国が買うか都が買うかではなく、それが出来るか否かなんだ。
簡単な話、今の賃借契約のままで、政府がそれをやるばいいだけなのよ。
それを政府がしないから、石原都知事が「買う!」と言い出したワケ。
買って「尖閣諸島を活用化する!」と宣言したワケ。
だから寄付金が13億円も集まったワケ。
それが何で今更になって国有化という話になる?
ちゃんちゃらおかしいよ。
ま、言っちゃなんだが、今回の野田の尖閣諸島の国有化発言は、実に野田らしい。
身を切らずにマニフェストにない消費税の増税…
暫定的な安全基準での大飯原発の再稼働…
民意を理解してない判断がお得意だもんね。