造反した議員の行動が「理解できない」と回答した59.8%の方へ
共同通信社が消費税増税法案の衆院通過を受けて26、27両日に実施した全国電話世論調査によると、増税法案採決で民主党の小沢一郎元代表らが反対票を投じ造反したことに59.8%が「理解できない」と答え、「理解できる」は36.1%だった。
こんな記事を見つけ驚いた。
造反した議員の行動が「理解できない」人が多いということは、消費税の増税に「賛成」な人が多いと読み取れたからだ。
多分、この人達は、国会議員の厚遇を知らない人達だと思う。
国会議員の厚遇ぶりを知った上で、身を切ることなく進められている消費税の増税に、賛成するワケがないからだ。
【国会議員数】
衆議院480人、参議院242人、計722人
【歳費(給料)】
年間2200万円超(ボーナス込)
【文書通信交通滞在費】
月100万円=年間1200万円(非課税)
【公設秘書人件費】
公設秘書3人まで税金で。計約2000万円
【議員会館】
電話代、光熱費も公費負担で利用できる
【議員宿舎】
赤坂宿舎など、一等地に3LDK豪華宿舎の家賃が月額約10万円
【JR無料パスと航空券】
①JR無料パス(グリーン車に乗り放題)のみ
②JR無料パス+東京と地元選挙区間の月3回往復の航空券
③月4回往復の航空券
上記の3パターンから選択
【政党交付金】
約320億円!
それこそ「不退転の覚悟」でやれば、随分と身を切れるのだ。
ちなみに今回の増税は、
1000兆円もの国の借金を作った失政が原因。
1000兆円もの借金があるから、増え続ける社会保障費に金が回らないのだ。
その失政の原因である国会議員をそのままにし、国民に痛みを強いる消費税の増税を進める方がどうかしてる。
最後に、消費税増税の負担額を書いておく。
世帯年収や家族構成によっても違うが、年10万円以上の負担増になるんだ。
【消費増税による家計の負担増】
◇年収(万円)/消費税10%
◆450~500/10万8900円
◆500~550/11万9300円
◆550~600/12万1900円
◆600~650/12万5700円
◆650~700/13万7900円
◆700~750/12万5200円
◆750~800/15万4400円
◆800~900/14万9000円
※第一生命経済研による試算
その他、この6月から「年少扶養控除」が廃止され、住民税が増えた家庭も多いことだろう。
2013年1月からは25年にも渡る復興増税がある。
さらに、電気料の値上げも、その値上げによる物価の上昇もあるんだ。
これでも消費税増税に賛成なのか?
そもそもマニフェストに書かれていない消費税増税を認めるのか?