「ビフォーアフター」という番組について
「ビフォーアフター」という番組って
オレはあまり好きじゃない。
何が嫌いかというと、リフォームを手がける建築家の
キャッチコピーが臭いから。
「光の魔術師」
「人と空間の交渉人」
「安住空間の探求者」
「狭小の細工師」等々
ね、こうして文字にすると更に臭いでしょ。
大体、こんなキャッチコピー必要かい?
どーせ、番組プロデューサーが勝手に考えたもんでしょ。
リフォームを依頼する人が自然発生的に
そんなこと言うはずないしさ。
それとリフォームが完成するまで、依頼者はその内容が
分からないことになってるけど信じられる?
というのも、オレの実家の増築で壁をお任せにしたら、
山小屋風の壁にされちまったことがあった。
増築したところの壁だけ木目丸出しの山小屋風。
それ以外は白の壁紙なんだぜ。センス疑うよなぁ。
また、壁紙のサンプルを事前に見て選んでも、
実際の壁は想像と違う壁になっていたこともある。
たかだか壁くらいでゴタゴタするのに、
リフォームで一番重要な間取りまで
訳の分からん匠と称する建築家にお任せするって
オレからしたらあり得ないんだ。
でもいいよ、お任せだとしよう。
リフォーム完成後、依頼者の満足度ってどうなんだろう?
そりゃ、初めて見るリフォーム後の我が家には
感動するかも知れない。あまりの変わり様にさ。
ただ、その後使ってみて、「違うな」って部分が
絶対あるはずなんだ。
その辺もきちんと調査して、番組化して欲しいもんだよ。
ちなみに番組名は「ビフォーアフターアフター」ってどう?
そして依頼者の満足度が高い家こそが、
本物の匠の仕事であり、
変な臭いキャッチコピーを許してやっても良しとしよう。
追伸
丁度今朝、「匠」として出演した1級建築士が
設計の不備で提訴されたというニュースがあった・・・