せこい客・・・
前のブログでバイト先の長崎屋でせこい客がいたことを
書いたが、もう一つ思い出したことがある。
ある日、展示してあるカーテンが欲しいという
客(おばはん)がいた。
倉庫に在庫品があるのでそれと取りに行こうとすると、
客は「これが欲しい」と展示品を指さすのだ。
奇特な人がいるもんだ、と思いながら
そのカーテンを外そうとすると、
裾の部分が汚れているから値引きしろと言う。
数日前に展示したばかりの商品なので、
汚れるハズはないのだが、
見ると確かに足跡がついている。
でも、叩けば落ちそう汚れだったので、はたこうとすると
客はそれを止めるのだ。
で、「値引きしろ」・・・
結局、店長と相談して値引きして売ったのだが、
あとで思ったのは、
少しでも値引かせる為に客自身が
カーテンの裾を汚したのでは・・・
ってこと。
まさか!と思う人もいるかと思うが、その店に来る客層や
先のブログで書いた洗濯機交換事件を考えると、
十分あり得る話なんだ。
思うに、カーテンは食料品のように絶対に必要な商品ではなく、
無けりゃ無いで済ませられるもの。
そんな商品ですら、値引きさせる為に策を講じる人が
いるのだ。
その当時、社会というものを知らなかったオレは、
人間の醜さを垣間見た気がしたよ。