初キスの思い出・・・ | 負け組オヤジのひとりごと

初キスの思い出・・・

人には「モテ期」があるというが、オレの人生振り返ると

中学2~3年の時がそうだった。


ルックスはどうだか分からんが、勉強がそこそこ出来、

スポーツ、特に短距離と水泳が得意で、学校行事的に

目立つ存在だったと思う。


その「モテ度」はどれくらいだったかというと、

中学校からの帰宅時に、必ず4~5人の下級生が

ついてきたほど。


35年ほど前だから、バレンタインデーがそれほど

一般的では無かったのだが、毎年10個以上貰った

記憶がある。


今の肥満スケベオヤジ化したオレには、到底考えられない

超「モテ期」だった。


その「モテ期」の時、1つ年下のスガノコズエという女性と

初めてのキスをした。


ちょっと太めだか清楚な感じの優しい女性だった。


ちなみにその女性はオレのおっかけの一人で

ラブレターを貰い、「ごめんなさい」するのも

失礼だと思ったので、文通らしきことをしていた。


その彼女との初キスは今でも鮮明に覚えてる。


場所は荒川河川敷の国鉄(今のJR)の鉄橋の下で

何となく、よく分からず、ぎこちなくキスをした。


人目を全く気にせずにキスしたもんだから、

小学生くらいの悪ガキに取り囲まれ、

散々冷やかされた中の初キスだった。


で、ハッピーエンドかと言うと違う。


彼女とのキスは、当時のウブなオレには、

とても苦痛となったのだ。


当然のごとくステップアップを考えちゃったのだ。


オレが望めば彼女は何でも許してくれるという

男にとって夢のような関係の中、

高校受験を控えた中学生のオレがそれをしてよいのかと

考えてしまったのだ。


悩んだあげく、オレは彼女にわざと

とても失礼な手紙を書いた。


これでオレのことを嫌いになってくれるだろう・・・と。


そしてオレは予定通り彼女に思いっきり嫌われ、

彼女と会わなくなった・・・。



今思うと、オレはクソだ。最低のくそったれだ。


自分のねじ曲がった考えを押し通す為に、ウソの手紙を書き、

一人の女性の心を深く深く傷つけた・・・。


そんなもん、どんな理由言ったって許されるハズもない。



今彼女は何をしてるんだろ?


明るく元気な中年のお母さんになってたら、

とても嬉しい。


ただ、オレには会わせる顔がない・・・