名護市長選の結果を見て・・・
ややこしいことになったと思う。
名護市の市長選で基地移転反対派の稲嶺進氏が
勝ったからだ。
民主党が推薦した稲嶺氏が当選したんだから、
普通に考えれば、辺野古への基地移転計画が無くなったと
見るのが当たり前。そうでなかったら、大問題だ。
でもさ、5月まで後4ヶ月・・・。
他の移転場所がチャチャッと決められると思う?
しかもあの鳩山くんだよ・・・。
ゴミ焼却場でさえ、地元住民の反対があって
半年や1年では決まらないんよ。
唯一、昨年12月のブログに書いた
尖閣諸島なら
無人島だから、地元住民の反対はないけど、
中国や台湾の反発を考えたら、5月までに決めることは
なかなか難しいだろうなぁ。
この普天間基地の移転問題は、今までは
「13年間もすっぽかしてきた自民党が悪い」
と言えば、大部分がそれで納得した。
自民党がやり残した宿題を民主党がやってるからだ。
だけど昨年末、決めないことに決めたというおバカな決定と
この名護市長選で反対派の市長が勝ったことで、
民主党にも大きな責任が伴うことになった。
辺野古以外に基地を移転させるという責任だ。
そもそも5月というのは、参議院選挙前の大切な時期。
散々引っ張って、地元住民に期待を持たせ、アメリカを
苛つかせ、そんで「やっぱ辺野古に移転しまっす!」
的なこと言ったら、選挙は勝てない。
ただそれが最も現実的なんだからタチが悪い。
民主党はやっかいな時限爆弾を背負い込んだと思う。