武○野銀行の失礼な対応
一昨年の夏のある日、オレは貯め込んだ小銭を持って、
武○野銀行に向かった。
オレは財布がふくれるのを嫌い、お釣りなどで貰った
50円玉以下のコインを貯金箱に入れるようにしている。
そして1年に一度、貯め込んだこの小銭を
銀行に持って行くのだ。
ただ小銭と言っても、1万円近くになるのでかなりの重さだ。
銀行まで歩いて6~7分の距離だが、それ故、妻に依頼
するのは気が引け、毎度オレが銀行に持ち込むのだ。
銀行に着くと2~3人の客しかいない。
にも関わらず整理番号札を取れと言う。
まるでお役所だなと思いながらも指示に従った。
そして1分も経たずして自分の番号が呼ばれ、
持って行った小銭を銀行の受付に預けた・・・
が、数分も経たずして自分の名前を呼ばれたのだ。
こんなに早い訳ない・・・
受付に行くと小銭がカビていると言う。
しかも「洗って持ってきてくれ」と言うのだ。
オレはこの言葉でちとキレかかったが、
冷静を装って・・・・
「それ、全て日本の造幣局が造ったお金ですよね。
何故、洗わないと受け付けてくれないのですか?」
すると若い女性銀行員は、驚くべき理由を口にした。
「カビたお金だと、(カウントする)機械が壊れますので」
「はぁ~?」
ハイ、この一言でオレはキレました。
「じゃ、あなたの手と目と頭を使って数えて下さい。
オレは機械で数えて欲しいとは言ってませんしぃ。」
自分のこの発言に、まるで子供の喧嘩だな、と思いつつも
暑い中、わざわざ銀行に重たい小銭を持ってきて、
しかも入金するというのに、この無礼な対応は
絶対に許せん。
誰が持ち帰って洗うもんか!
この後も、オレと若い女性銀行員とのバトルが続き、
最後はオレの剣幕に押されたのか、
その若い女性銀行員はしぶしぶ上司に判断を仰いだ。
オレはその上司ともやり合うことになるのかな、
と身構えたのだが、あっさりと機械でのカウントを命じた。
それを見て思ったよ。
「初めから上司に判断を仰げばいいのに・・・」って
そしてカウントが無事終わり、預金通帳が渡される際、
何らかの謝罪があるのかなと思ったのだが、
謝罪の言葉は一切なかった。ムスっとしてやんの。
感じワルっ。
しかも結局、機械は壊れなかった・・・
今思うと、カビたお金に触りたくなかった潔癖性の
若い女性銀行員が自分の判断で受付を拒否したのだと思う。
しかも、見た目いかついオレにまで喧嘩を売るくらいの女性
だから、相手が気の弱そうなお年寄りや女性なら、
上司の判断も仰がず、とことん受付を拒絶したと思う。
そして拒絶された人達は、重たい小銭を持ち帰り、洗い、
乾かし、また持って行くことになったのだろう。
ま、カビたお金を持ってくる客は少ないだろうが、
いたら今も100%拒絶しているんだろうなぁ。
でもね、カビてようが犬のフンがついてようが、お金はお金。
そう思えないなら、銀行員失格だよ。