「肝炎対策基本法」での自民党の対応
肝炎患者を救済する肝炎対策基本法が
自民党が欠席する中、11月30日成立した。
この基本法は、これまで救済の対象となっていた
C型肝炎の裁判の原告だけでなく、全国でおよそ
350万人いるとされるウイルス性肝炎の
患者全てを対象にしている画期的な基本法だ。
今後、厳しい財政の中、この予算を確保するのは
大変なことだろうと思う。
しかし、350万人もの肝炎で苦しむ人の負担が
少しでも和らぐのなら、こうした基本法は必要だろう。
これこそが、国会議員の役目なのだと思う。
それなのに、自民党が採決に欠席したって
どういうこと??
鳩山くんが党首討論に応じてくれなくても、
国会運営に多少の不満があっても
それは欠席の理由にはならない。
しかも多くの国民は、自民党の採決欠席を
基本法に反対!と受け取るだろう。
自民党にとって、かなりのマイナスイメージだよ。
勿体ないなぁって思ったのが、超党派でこの基本法の
法案作成に汗を流した多くの自民党議員だ。
ちっぽけな党のメンツなんか無視し、堂々と採決に応じ、
法案成立に賛成すれば良かったのだ。
自民党が、今後もし変わることが出来るとしたら、
こういった信念を持った人が出現することだろう。
「党」だ「派閥」だ「族」だと言っている政治は終わらせ、
国会議員の信念で採決に望んで欲しいもんだよ。