何故、混んだ景勝地に犬を連れてくる?
先日、福島県の「塔のへつり」に行ったのだが、
紅葉シーズンの土曜日とあって、かなりの賑わい
であった。
「塔のへつり」の「へつり」とは、川に迫った険しい
断崖のこと意味し、吊橋をわたって奇岩を巡る
景勝地となっている。
そんな名前の所だから、吊り橋の幅や奇岩を巡る
通路や階段の幅が
大人がようやくすれ違える程度の幅なのである。
万一ぶつかりバランスを崩すと、川や崖から
転げ落ちる可能性が高いところなのだ。
そんな狭く混んだ景勝地に
何故、犬を連れてくる?
「犬も家族の一員だ」という気持ちは理解する。
だが、犬自身がこの「塔のへつり」の奇岩を見て
感動しているとは思えないのだ。来て良かったと
思っているとは感じられないのだ。
第一、人がすれ違うのに難儀している中、
犬にちょろちょろされたら邪魔やろ。
中には犬が嫌いな人もおる。そんな人が
突然の犬の出現に驚き、川に落ちたらどうすんねん。
責任とれるんか?
とにかく、
他人に対する配慮が欠けている。
犬を連れて旅行するのは勝手だが、
混んだ景勝地では、車に残してくるか、
遠くから眺めているだけにするとか、
配慮が必要だと思うぞ。