光市母子殺人事件の実名本について
山口県光市の母子殺人事件、実名本が発売されたと
報じられたが、刑が確定していないんだから、
もうちょっと静かにしていられんのかなぁ。
そう思うよ。
著者は増田美智子さんという28歳の女性なんだけど、
オレには売名行為としか見えんのよ。
加害者の少年から実名表記の許可を得たとか
報道の自由だとか主張しているんだが、
まずはその前に被害者のご家族の心情を
察するべきではないんか?
その本に何が書かれているかオレは知らんが、
例え加害者の少年をボコボコに非難してる
内容であっても(ま、そんなことは無いよな・・・)
被害者の家族には、今の刑が確定していない
タイミングでその手の本が発売されることを
決して喜ばないと思うんだよねぇ。
大体、この手のジャーナリストは、都合が悪くなると
「報道の自由」だ、「読者の知る権利の阻害」だ
とか言って必ず抗議するんだが、やはりそれは
モラルや常識があっての論理だと思うぞ。
何の罪もない妻と子供を殺された夫が今、
加害者の少年と真正面から戦っているんだよ。
静かにその行方を見守り、真実を正しく報じるのが、
真っ当なジャーナリズムだと思うんだがなぁ・・・。