臭い | 負け組オヤジのひとりごと

臭い

35年ほど前の古い話で恐縮だが、中学の同級生に

「ウノケイコ」という女性がいた。


彼女は背が高く、黒縁のメガネをかけ、

志村けんが女学生に扮する時にかぶる

カツラと同じ三つ編みおさげの髪型で

美少女とはかけ離れた容貌の持ち主だった。


しかも超無口の性格で、オレは彼女と直接話した

記憶がない。そもそも彼女の「声」の記憶がないのだ。


でもそんな彼女を今でも覚えているのは、

彼女の独特の体臭のせい。


そのせいでいじめの対象となっていたようだが、

オレはその臭いが好きだった。


そして今でも忘れられない・・・。