私は3年前に、仕事で冬直前のスウェーデンに行った事ありますが、ありゃとても辛かった。ずっと太陽を見る事もなく、すれ違う人はみんな険しい顔してたから・・・。そんな事を思い出してたら、フっとこのバンドを思い出したので、今回は北欧ハードロック・バンド「ヨーロッパ」の2ndアルバムをご紹介。
ちなみにあちらは元ジャパンのリッチについて書いてます。
クルっと回って、
ヨーロッパの記念すべき1stアルバム「幻想交響詩」から1年後に発売された本作は、前作よりもメロディックになり、北欧らしい寒空なんかも感じる事が出来るアルバムで、私の愛聴盤でもあります。
このあたりのアプローチは「ヴァン・ヘイレン」や、「ボン・ジョビ」などの「馬鹿アメリカン」な感じとは違い、ある意味ロマンチスト・・・いや、ナルシスト。
もちろん、「馬鹿アメリカン」はそれはそれで、また捨てがたいのですが・・・
しかし、このアルバムあたりから、ギターの「ジョン・ノーラム」とボーカルの「ジョーイ・テンペスト」の確執が見え隠れし、次回作の「ファイナルカウントダウン」で決裂してしまうわけですが、ジョン・ノーラムもこのアルバムではとても頑張ってプレイしておりましたので、ギターキッズにとってこのアルバムは参考になるのではないでしょうか?
元々「Force」という名前で活動していた彼等は、スウェーデンで4000組のバンドが出演するコンテストで、「ベストボーカル賞」と「ベストギタリスト賞」をダブル授賞する実力派バンドだった事もあり、何かとこの2人がフィーチャーされがちなのですが、彼等の良いところは、実はベースとドラムにあったのではないでしょうか。
凄いテクニックというわけでは無く、味のある演奏・・・という意味です。
それと言うのも、ドラムのバスドラがハードロックバンドにしては珍しく少し「もたりぎみ」で刻み、それにベースが巧く絡む様な感じです。
もちろん、「もたる」と言ってもズレて聞こえるわけではなく、気持ち良い程度の「ゆれ」を演出するのです。「これは気持ち良い。」 ←稲川淳二さん風に・・・
しかし、このアルバムあたりでドラムが脱退する事になる。・・・なんじゃそりゃ。
そして、このアルバムでとても気になる事がひとつあります。それは、巧いと言われるボーカルの「ジョーイ・テンペスト」の音程が、常に少しだけ高いと思う事です。半音までもいかないピッチのズレがとても気持ち悪いのですが・・・それ以降のアルバムでピッチについて気になる事が無いので、このアルバムだけの事なのですが。
ギターの音処理もこの頃の音の方が良いですね。
超有名な次作の「ファイナルカウントダウン」から、いわゆるアメリカナイズされていくわけですが、その波に呑みこまれギターサウンドも重くなってしまうのですが、私はこの2ndアルバムのギターの音が好きです。ワンパターンに成りがちなハードロックギターの音が抑えられて、多様な音色を出せてますから。
そんなわけでYouTube動画どうぞ。
そもそも、何故ニューロマ大好きな私がこのバンドを好きなのかと言うと、キーボーディストの名前が「ミック・ミカエリ」だから。
そう、私の愛して止まないベーシスト「ミック・カーン」の本名に近いから・・・ただそれだけ。
「ミック・カーン」の本名は「アントニー・ミカエリデ」。近い。だから好き。それだけ。
でも、この曲のギターソロ早弾きに一生懸命かぶせるミカエリデ・・・じゃない、ミカエリ、素敵です。
(どっちでも良いか)


