911
私は普段ほとんどテレビ番組を見ない。
南海キャンディーズのことを野球チームの応援団か何かだとつい最近まで思っていたくらい
芸能界には疎い。
ただケーブルテレビには加入している。
地域のCATV会社なので、WOWOW以外はパック料金で見られるが
DiscoveryChannnelのためだけに料金を払っていると言っても過言ではない。
年越しの時も紅白も格闘技も無視して
「旅先での危険の回避方」という特集に見入ってしまった。
熊に出会ったら”PlayDead”が正しいらしい。昔の人の知恵はすごい。
そして先日、楽しみにしていた「9.11 抵抗のフライト」がOAされた。
10分毎に入るCMを除けば、とても上質のドキュメンタリーだったと思う。
あのアメリカのテロ事件の時、アメリカン航空93便の乗客とテロリスト達がどう行動して
最終的にホワイトハウス手前の森に墜落したのかを
遺族の証言、詳細な資料を基にドラマ仕立てで再現してあった。
テロリスト達は当初テロではなくハイジャックに見せかけていたが
40人の乗客たちがこれは自爆テロだと気が付き、反撃を開始した。
しかし、きっと彼らは愛国心がどうよりも
何が何でも助かってもう一度家族、恋人に会いたいという気持ちから
生き残る道を必死に模索し初対面の乗客達と協力しあったのだろう。
それは時々に流れた実際の電話の録音テープからもうかがえる。
彼らは機内の電話が使えることが分かると、まず家族に電話をかけた。
そして最後に必ず”I LOVE YOU”と言った。
私は旅行が好きで、年に何回かは国内線、国際線共に利用するが
もし自分がその立場になったら
いったい誰に電話をかけ、最後に何を言うのだろう。
日本国内の事件だったらきっと乗客は最初に警察に電話をかけただろうが
93便の乗客で、警察に電話をかけたのはたった一人だった。
最後に犠牲になった40人の乗客乗員一人ずつの名前と顔写真が流れ
今更ながら心から全員の冥福を祈った。
飛行機での自爆テロドキュメンタリー番組の合間に
某航空会社のCMを10分毎に流すのは果たしてスポンサーにとって利益があったのか。
