今回の御紹介は滋賀県伊香郡木之本町の中心駅・JR木ノ本駅。

 

 

町名は木之本ですが、駅名は木ノ本とまたまた不統一な名称です。

 

 

 

 

 

 

 

前回の智頭町(人口8,280人)より人口が4人多いだけの木之本町は

 

 

 

 

 

2008年7月1日現在の人口が8,284人
           (1004町村中591位/811町中565位)

 

 

 

 

と人口ランキングでも智頭町より順位がひとつ上なだけです。

 

 

 

 

 

 

 

木之本町は以前ご紹介の余呉駅のある余呉町、近江塩津駅、永原駅のある西浅井町と同じ伊香郡で

 

 

 

 

 

滋賀県の東北部に位置し岐阜県と接しています。伊香郡4町の中心的位置づけで警察署も

 

 

 

 

この木ノ本町に置かれています。

 

 

 

 


 

 

 

 

駅名標周辺のホームの様子です。
北陸本線に属し、隣駅の一方は余呉駅、近江塩津駅と続いて福井県へ入っていきます。
反対側へ3駅目に虎姫駅があり長浜駅を経て米原駅に至ります。
1882年開業と歴史が古く、近江-若狭間が交通の要衝として重要視されていたのが分かります。
当初のルートは近江塩津を経由せずに敦賀へ向かうものでしたが、やがて1957年に現在の新ルートが
完成し、柳ヶ瀬線として支線で生き残ったものの64年に廃止され、この木ノ本から先の駅は
廃駅となってしまいました。
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跨線橋を含むホームの様子です。
ホームの上端の赤いラインが妙に目を引きます。
2006年10月、直流化によって橋上駅舎となったため新しく、跨線橋も窓のデザインなどの
きれいなものとなっています。階段の屋根の部分が瓦になっているのもまた素晴らしいです。
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駅舎内橋上部分の様子です。
仕切りの低い柵の模様が車輪のようでユニークさを感じます。
窓がいくつも続いているのも美しい感じがしました。
18:23でもこんなに明るくて夏だという事を実感できます。
秋でももうかなり暗いでしょうから。
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駅舎です。
前述通り2006年10月に新築された鉄筋2F建ての大きな橋上駅舎です。
駅スペースは2Fに集中し、1Fは多目的ホールや観光案内所、待合室などで
広いスペースがやや贅沢に使われている感じです。
かつて北国街道の宿場町「木之本宿」として栄えた町で、その宿場町をイメージ
した駅舎となっており、白壁と茶色の柱や窓の枠組み、ふんだんに使われた瓦屋根と
割と大胆に新築したもんだと思いました。
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現駅舎前のロータリー周辺です。
こうしてみると何もないように見えますが、
この写真の手前側に色々とあるのです。
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先程から反対向いて撮ったものです。
ここにもロータリーっぽい形のものが…。
右側に見えるのが旧駅舎で平屋建てでした、今のとは全然規模が違います。
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現駅舎の70m程南にある旧駅舎が取り壊されずに残っています。
1936年に改築され2006年まで70年も使われていましたが、
今後も鉄道資料館として残るようで、中に駅周辺と思われるジオラマや
昔の写真なども展示されていました。(中に入れませんでしたが…)
ロータリーもかつてのまま残ってるんでしょうか、通りからはここを通って
新駅舎のロータリーにつながっています。
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旧駅舎の前から駅前通りへ向かってのカットです。
賤ヶ岳古戦場とありますが、隣の余呉駅ともかぶって賤ヶ岳の麓にあり、
宿場町として栄えたこともあり、歴史ある街としてのアピールがなされています。
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駅前の通りです。
舗道といい両側の町の佇まいといい、古風な雰囲気に溢れています。
街灯がまた古風な感じです。宿場町の雰囲気を残そうとしているのか、
少しタイムスリップした感覚を味わえるエリアだと思います。
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駅の1Fにある待合室。
殆ど人が居たのを見たことなかったのですが、これだけのスペースと椅子の多さ。
独り占めできて、ジュース飲みながらゆったり落ち着きました。
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開 業…1882年3月10日 
   1936年 旧駅舎改築
   1957年 柳ヶ瀬線廃止 
   2006年 現駅舎新築
     
乗車人員…801人/日(2006年)