子供に贅沢をさせるべきでは無い理由 | 大学中退者のその後の後

大学中退者のその後の後

フリーランスです。仕事の合間の息抜きツブ。

最近SNSで目にした話題ですが、高校生が高額な新型iPhoneを持っていたというものが有りました。

 

どう考えても親が買い与えたであろうもので、もしアルバイト代を貯めて買ったとしても、生活費や学費は親が負担しているからこそ出来ることなので、やはり贅沢には変わりません。

大人になっても同じことが出来るか

未成年の学生の9割が、将来平均的かそれ以下の収入を得るに至ります。

それは大人の収入の割合がそうなっているので、自明の理です。

 

そしてパートナーとなる相手も同様にその9割が平均的かそれ以下です。

 

親が健康で収入も高いうちは、子供にも贅沢をさせることが出来るでしょう。

 

しかし、だとしても、自立したら親からの援助はほぼ無いのが普通だと思います。

 

つまり、未成年のころに贅沢出来たほとんどの人が、大人に成ったら無理なんですよ。

かえってみじめな思いをするだけ

未成年のころに新型iPhoneを親に買ってもらった人たちも、大人になったらその多くが、もっと手ごろな価格帯のスマホに買い替えることに成るわけです。

 

子供のころ、親と一緒に海外旅行に行っていた子たちは、大人になったらその多くが行けなくなります。

 

親とタワマンに住んでいても、大人になったら手狭な中古マンションに住むことに成ります。

 

子供のころの思い出は、それはそれでかけがえのないものですが、かつて持っていたものを自分では手に入れられないという状況は、おそらくかなりみじめなのではないでしょうか。

初めての体験を自分の力で手に入れる喜び

筆者の実家は貧乏でした。

海外旅行はもちろん、温泉旅館にも行った記憶は有りません。

 

しかし現在、自分の収入で海外旅行も行けるし、温泉旅館も泊まれます。(親にも温泉旅行をプレゼントしました)

 

最初の携帯も自分で買ったし、車も買いました。

 

このように、未成年で質素な生活をしていると、将来何でも自分で経験を買うことに成ります。

 

それこそ何にも代えがたい喜びと経験でした。

 

そして何より、そうやって自分で手に入れるからこそ貴重性が高まるし、大切に出来る。

 

そして明日への何よりの活力となります。

 

もし贅沢した子供が大人に成ってもそれが出来たとしても、それは全て再経験にしかならず、喜びも半減でしょう。

 

子を持つ親の皆さんは、子に必要以上の贅沢はさせるべきでは無いと思います。

 

そして子供たちも、いつまでも親からしてもらうのは止めておいた方が良いです。