東日本大震災の時、都心などに住む心無い一部の人たちが、「東北など被害が有っても日本全体には影響は無い」などと、SNSに書き込んでいるのを、筆者も目にしました。
書き込んだ人の他の書き込みやネット記事などを見ると、こんな書込みをしている人には2パターン居て、一つは地方出身の都市部在住で、いじめに遭ったか何かで地元を嫌っている人たちでした。
もう一つは都市部出身、両親も同じで、旅行などでも地方にはほとんど行った機会が無さそうな人たちでした。
しかし、こんな人たちって、やはりごく一部で、全体の割合から言えば、1%にも満たない人たちです。
つまり99%以上の人が、地方に関心が有って、必要性を感じているということです。
地方は無くてはならない
前回のブログに書きましたが、現在、世界的に都市への人口流入が進んでおり、それがどんどん進んだ結果起こることは、地方の衰退と都市のディストピア化です。
食べ物だけを見ても、農業や漁業が壊滅し、食物工場で作られた、味気ない人工肉や野菜を食べることに成るでしょう。
休日は都市内で過ごすことに成り、観光地も温泉も有りません。
自然を堪能しようとすれば、未開の地を熊などに気を付けながら、重装備で探検することに成ります。
そして甚大な災害が都市部を襲えば、逃げ場も無く全滅することに成るでしょう。
地方を再生する方法
筆者が考える地方再生は3パターン有ります。
①ランボルギーニ型地方再生
②農業型地方再生
③観光地型地方再生
の3つです。
①ランボルギーニ型地方再生
スーパーカーで有名なランボルギーニは、イタリアの人口7,000人ほどの田舎町、サンターガタ・ボロニェーゼで生産されています。
小さな町で、1台数億円もする車が生産されて売れているわけで、この町が潤っているで有ろうことは、想像に難くないです。
日本の地方でも、希少価値の高い製品を生産出来れば、地方が存続出来るというモデルケースです。
しかし、問題はランボルギーニの場合だと、フェルッチオ・ランボルギーニという優秀な創業者が居たからこそ存在し得るということです。
世界的に売れる商品を開発することなど、簡単に出来ることでは有りません。
しかし、誘致などを含めて、地方に主要と成る産業を置くことに努力をする必要は有ると思います。
これからの時代ならば、IT企業やアニメ、ゲームの製作拠点を置くことも有望です。
②農業型地方再生
もう毎年、毎シーズンの恒例と成りました商品の価格上昇。
世界的に賃金と物価の上昇が続いており、それに対して日本だけが賃金が上昇せずに、庶民の生活は苦しくなるばかりです。
物資の多くを輸入に頼っていて、食品に限っても60%以上を輸入しているからこそ起こる現象です。
もう稼げ無いのなら、せめて商品の価格上昇だけでも抑えたいところ。
そこで注目されるのが、国内の農業です。
自動化を進めてコストを下げ、価格を下げることが出来れば、国産だけで賄うことも可能です。
当然広い農地が必要に成るので、農業は地方が中心になります。
また、自動化により労働負荷が低くなり、かつ収入も見込めれば、若者も参入するようになり、若者の人口流出の歯止めにもなります。
③観光地型地方再生
現在はパンデミックにより落ち着いてしまっていますが、ここ数年はインバウンドによる外国人観光客がどんどん増えていました。
優良な観光資源が多いのも地方の特徴です。
①も②も無理だというなら、最終手段は観光地化です。
名勝地や温泉などを整備し、名物を商品化して宣伝し、観光客を集めるしか有りません。
訪れた土地を気に入り、移住してくる人も増えるでしょう。
移住者の受け入れ態勢も整えましょう。
都会こそたまに行く場所
都心と近畿圏の都市部に住む人口は、合わせて2000万人ほどです。
残りの場所を地方と定義すると、現在でも日本の全人口の約83%が地方在住になります。
ただ、このバランスは日々、都市部が増加し、地方が減少しています。
それは加速度的に増えていき、最後には前回のブログに書いたようなことに成るわけです。
それを食い止めるために、地方再生が必要だと考えます。
また、現在、筆者が住む地方都市は、山まで1時間、海まで1時間の好立地です。
山なら春秋は山菜取り、夏は登山、冬はスキー、スノーボードを楽しめます(温泉も有り)。
海なら釣りやサーフィン、海水浴が楽しめ、とれたての海鮮も楽しめます(温泉も有り)。
それが毎週、下手するとアフターファイブもです。
都市部在住だと、数か月に一度くらいしかそんな機会は無いと思います。
さらに街道沿いには、大手チェーンの飲食店も多く、駅前なら飲み歩く場所がたくさん有ります。
もちろん、都市部のほうがお店も多いし、都市部にしかない希少性の高いお店も有ると思います。
しかし、アフターファイブや普段の休日使いなら、断然地方が良いと思います。