放送大学の全科履修生としての取組みの他に、早稲田大学オープンカレッジの会員としてタイミング良く興味ある講座があるときは積極的に受講しています。

 

今回は、「脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命」という講義を受講しました。

2月と3月の土曜日の午前中の90分4回の講義です。

 

オープンカレッジ専用の真新しい早稲田大学29号館に教室があります。

 

講師は、神経科学者でアンチエイジングを研究している大学教授で、3年前に講座名と同じ著書を出しています。

 

今回の講義は、その著書をベースにした資料が毎回配付されました。

 

同書は、次のように紹介されています。

 

「脳のエネルギーはブドウ糖だけ」と言われて久しいが、近年、それだけでは脳は元気に働き続けることが難しいことが分かってきた。血糖値が安定していない場合、ニューロンのエネルギー不足が起こりがちだが、じつは認知症やうつ病の基本的な原因の一つが、ニューロンのエネルギー不足なのである。最も有効な対策はエネルギー不足に留まっている時に手を打つことであるが、エネルギー基質であるケトン体をうまく使えば脳の老化を遅らせることが可能である。本書は神経科学者である著者が、ヒトの脳の発生・発達を可能にしたエネルギーについてエネルギー代謝の観点から科学的に説明しながら、脳を長持ちさせ、また、身体全体の健康にも役立つ栄養摂取の方法について考察する。

 インスリンと老化の関係や、鳥類の高い運動能力と健康長寿の秘策にも進化の過程から迫る。

 

毎回、非常に興味深い講義内容でしたが、講師からは講義内容はSNSに投稿しないで欲しいという要望がありました。

 

私自身の食生活を変える講義でした。