濡れている者は雨を恐れない。裸の者は盗賊を恐れない。 | ハニービーは六角形

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 TODAY'S
 
濡れている者は雨を恐れない。裸の者は盗賊を恐れない。

 

今回ご紹介する金言はロシアの諺から。

 

『濡れている者は雨を恐れない。裸の者は盗賊を恐れない。』

 

まぁ読んだままですよね。

最初から濡れている人が雨が降ってきたって気にしません。

だってもともと濡れてるから。

最初から裸の人にわざわざ盗賊は時間を割きません。

だって獲れるものがないのだから。

 

要は濡れている人が乾いた温かい服に着替えたら

裸の人が温かい衣服を手に入れたら

その状態を維持しようとして行動を制限してしまう。

そんな些細な事に縛られるくらいなら

濡れとけと、裸でいろと言いたいのでしょう。

 

でもね、私はへそ曲がりなのでこう考えます。

 

濡れている人にはとりあえず

「着替えなよ、風邪ひくよ?」

って言ってしまうし。

裸の人にも

「服着なよ、捕まるよ?」

と、言ってしまうと思うんですよね。

もっと言うと

この人たちとの自分との関係性で

言う事が変わってくるでしょ?

 

関係ない人が濡れたまま街を歩いていても

「そんな気分なのかな?」とか「傘忘れたんだな」

で、済んじゃうし。

裸の人が居たらとりあえず関わらないようにしようと思うでしょ?

 

機微を読めと言われても・・・ねぇ・・・。

 

こういう所はコトワザって詰めが甘いというか強引な気がするんですよ。

 

自分にも置き換えて考えてみると

セーターでジーパン履いてびしょびしょに濡れていたら

もう絶対着替えるし。

ストリーキングの性癖を持ち合わせない私は

裸になって外歩こうなんて思わないよね。

服がなくても葉っぱとかで最低限は隠すよ。

盗賊は隠している葉っぱ取らないでしょ?

そもそもね、盗賊なんて今いないでしょ。

典型的なジャック・スパロウもどきのような盗賊いないでしょ?

 

だからね、機微を読むって大事なんだなって思うんですよ。

 

こういう言葉を読んだ時に私の頭の上には

ぽわわわわーんと漫画の想像の吹き出しが出てきて

本を読むのを止めてずっと考え混んじゃったりします。

違う行間を読んじゃうんですよね。

 

今日、私が何を言いたいかっていうと

空気を読むって割と大事って事です。

(ずいぶん飛んだな)

空気を読むって言葉自体もツッコミどころ満載なんだけれど

私は空気を読まずに「誰々にこのタイミングでその事を言ってはダメ。」を

コンプリートして場を凍り付かせてしまった事が何度もあります。

その時は「お前の常識が私の常識と同じだとは思うなよ!」という勢いですが

そこはやはりね、回数を重ねると「まずいな」と思い直し

喉までで止める技術を身につけました。

もうね、今では何なら話を聞かない方がいいとさえ思っているのです。

余計な事言ってしまうから。

 

このロシアの諺を見て、これは金言ではないなと思ったので思うまま書きました。

 

ごめんなさい。

(思ってない)