「中国シチズン」から公開された

羽生君の「CM」と「メイキング映像」

そこに映る彼の

陸上での「動き」や「表現」は

今まで以上に躍動感に溢れ、美しく、洗練されていて

指先や表情の一つ一つにまで

繊細なニュアンスを含んだ強さや、しなやかさが表れていて

その圧倒的な魅力と吸引力に、一瞬で惹き込まれます。

今回の映像で一番強く感じたのは

さらに大きく広がった「陸上空間」での身体表現の自由度。

当然ではあるけれど、今までの彼は氷上での表現に絶対的な自信を持っていて

陸上での動きについては、氷上と比較すると羽生君自身が少し不自由そうだと感じることもありましたが

この動画に映る彼は、スケートと同じくらい自由に空間を使って表現しているように感じられて

ここへ来るまで様々なジャンルの表現を深め、過酷なトレーニングを重ねてきたことで得られた身体表現によって

陸上でのパフォーマンスにおいても、圧倒的な自信と存在感を感じさせるまでに、その経験値を上げているのが伝わってきました。

「天と地と」と「４回転アクセル」をモチーフにした新たなコラボレーション商品が、中国限定での企画というのは少し残念に思うけれど

中国にいるたくさんのファンは、他国と比較して演技を観る機会も制限されていた状況の中で、スポンサー独自の企画があることも理解できます。

そんな中で今回、福建省での「notte stellata」ディレイビューイング上映の決定は、本当に凄いことだと感じるし

これを機に、そういった流れがどんどん増えていくことも期待しています。

競技時代最後のFSプログラムが、再び話題に上がったこの時期に

偶然にも、所用で「新潟～富山」へ向かう為、車で上越市を通る予定が入っていて

「上杉謙信公」の居城

「春日山城跡」を訪れる機会がありました。

（日程的にかなりタイトでしたが、こんなに近くを通る機会はもう二度とないと思い、このタイミングでどうしても行きたかった…）

戦国時代にはあまり詳しくなかったけれど、「上杉謙信」は１０代の頃から唯一好きな戦国武将だったので

（その頃は単純に「敵に塩を送る」エピソードが心に響いて）

そういった意味でも

「天と地と」は、個人的に特別な思い入れのあるプログラムです。

「難攻不落」の天下の名城といわれた山城。

そこには、小高い山の上にある自然の造形を活かした、謙信公らしい（と感じられる）居城の跡が残されていました。

現地滞在、約１時間と限られた時間の中で

急な階段を上り「春日山神社」へ。

謙信公が祭神として祀られている神社で

羽生結弦選手の「全ての挑戦」と「４回転アクセル」を祈念。

「矢」が描かれた、とても綺麗な御守り

「神輿殿」と「奉讃記念碑」　立派なお神輿が納められていました

（神社本殿の画像は保存できていなかった…）

神社近くの高台にある謙信像は、大河ドラマ「天と地と」にあわせて制作されたそうです

参拝後、急ぎ足で「本丸」まで登り

今も当時とあまり変わらないと言われる山頂の景色を、目に焼き付けて戻りました。

（「天守閣跡」エリアは、先日の地震の影響でひび割れが発生し、立入禁止に）

標高約１８０ｍの山頂まで、登っている間もずっと清々しい空気に包まれていました

「本丸」は全方向に視界が開けていて、周囲の山々もよく見渡せます

山頂からの眺め　頚城平野を一望

左側（北東）に直江津の海が（少ししか写っていませんが実際はよく見えます）

「毘沙門堂」や「林泉寺」までは今回行かれなかったので、機会があればいつかまた訪れたいと思える

自分にとって、とても特別で貴重な「場所」と「体験」でした。

（相変わらず「独自ルート」で応援… 画像追加しました）

数日前、台湾でも大きな地震が起こってしまい、特に最近は日本各地でも頻発しています。

被害に遭われた方々への憂慮とともに、羽生君がその都度心を痛めていることを思うと、いつも心が苦しくなります。

どうか追加公演に向けて、順調に準備が進んでいますように…

『RE_PRAY』をもう一度観れることになって本当に嬉しいです。

あと２日。

宮城公演も、とても楽しみにしています。

「中国シチズン」と「春日山城跡」より「天と地と / ４回転アクセル」 を想う。

「中国シチズン」と「春日山城跡」より「天と地と / ４回転アクセル」を想う。