その写真、真実ですか? | 迷える子羊のための美容整形教室

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勇気を出して美容外科治療を決意されたあなたが、その理想に遠回りしないで確実に近づけるために・・・

「このくらい二重の幅を広くしたいんです。」

と言って、見せてくださった写真のタレントさんの二重の幅がその方より狭かったということを、カウンセリングの時にしばしば経験します。

他にも「このくらい鼻の穴が見えないようにしたい」といって持ってきた写真の方の鼻の形が、実は持ってきた本人とほとんど変わらないなんてこともよくあります。

でも確かにその写真だけ見ると、写っているタレントさんの二重はとても広かったり、鼻の穴が正面からまったく見えなかったりと、あながち間違っているようでもありません。

どうして、こんなことが起こるのでしょうか?

この原因は、顔の角度にあります。

目線が水平つまり真正面を見ている状態が本当の正面の顔なのですが、雑誌の広告やグラビア写真などでは以外とこの本当の正面像が少なく、ちょっと顎をひいて上目遣いであったり、逆に顎をあげて少し上から見下ろす角度であったりと、ほとんどの場合微妙に角度がついています。

鏡の前でご自分で試していただけるとよく分かるのですが、例えば二重の幅は顎をひいた上目遣いの場合は通常より狭く見えますし、逆に顎を上げた場合では広く見えます。

鼻の穴は、本当の正面像ではほとんどの方が見えるものなのですが、ちょっと顎を引くことによって見えなくなります。

フェイスライン、とくに顎のラインなども角度によって全く違って見えます。

こういったことを知らずに、理想に近づくと思って、さらに二重の幅を広くしたり、鼻の形を変えたりしようものなら、逆に遠ざかってしまいますよね。

同じ方の写真を何枚か集めて見てみると、ちょっとした角度の違いで二重や鼻の見え方が全く違ってくることに気付きます。

理想に近い方ややあこがれのタレントさんがいらっしゃれば、なるべくいろんな角度からお顔の特徴を見ていただけると良いと思います。

自分と全く違うと思っていた部分が、実は意外と近いことを発見したりするとちょっと嬉しくなりますよね。