日本から来て半年、そろそろチビチビと飲んでいた薬が底を尽きそうになってきた。
地域のGPではADHDの治療及び処方ができないそうで、専門医を紹介すると言われ早3ヶ月。
本来なら二週間でレターが来るとのことだが、待っても待っても全く音沙汰がないので英語の堪能な夫にGPに連絡を入れてもらう。
はよはよー！と督促を入れる。
自分の身は自分で守らねばならないので遠慮はしてられない。
数日後、夫の携帯宛に専門医の予約が取れたと連絡がきた。
やればできるんじゃないか。
しかしその予約は一ヶ月後、夫が着いてこれるのかがわからないため GPに日本語の通訳をつけて欲しいとお願いした。GPのお姉さんは『通訳？やったことないけど、聞いてみる。何語？』と聞かれそっけなく電話を切った。
携帯に連絡が来た翌日に病院の案内のレターが来て、そこには『必要なら通訳も用意できます』としっかり記載されていたのだがこの様子だと診察時に確実に通訳がいるかはわからない。
診察当日、紹介状に記載された病院に行く。
診察時間は一時間とのこと。
私は日本から持参した英文診断書に記載してある薬をもらえれば満足なので、そんなに時間はかからないだろうと踏んでいた。。。
ドクターに呼ばれ診察が始まる。
通訳はいないようなので夫にも通訳してもらうために診察室にはいってもらう。
ドクターはセンシティブなことを聞くけど、夫がいてもいいのか？と聞いてきた。
私は精神科通院歴や発達障害のことを夫に全て話していたし、薬の管理もお願いしていたので夫がいることでより確かな情報を伝えられると思い同席をお願いした。
診察は聞き取りが主で、生育歴や学歴職歴、家族のこと病歴をながながと聞かれた。
40分位聞かれた。
その間に通訳さんが来た。道に迷われていたようだ。
飲酒、ドラッグ、セックス、違法行為の有無も聞かれた。
これは夫に言いにくいかも、、とおもった質問は一つだけあった。
今のセックスに満足しているか。
という質問。日本では聞かれたことがないが、この国でのメンタルヘルスでは重要なのだろう。
色々質問が終わってドクターに『私があなたにしてあげられることは何かあるか。』
と言われた。私は『その診断書に記載してある薬が欲しい。』といった。
『それ以外で何かあるか？』と聞かれた。
私は薬があれば自分をある程度コントロールできているつもりだし、療育の様なトレーニングを受けるには年がいっているし、カウンセリングも言葉の壁でがあり有効だと思えない。
単純に薬が欲しいだけなのだ。
悩んで何も答えられずにいるとドクターに『あなたは何をしに来た？』と言われた。
『薬が欲しい』と言うと『それ以外で』と返される。
困った。
話題を変えるために幾つかのチェックリストを渡された。
抑うつなどの検査だろう。
その時点で最初のアポの時間はとっくに過ぎている。
カウンセリングに時間を割いてくれる親身な先生だ。
時間がないと言うことで処方薬の話になった。
日本から持ってきた診断書の薬のリストを見て渋い顔をするドクター。
今飲んでいる薬は、依存性が高いから切り替えましょう。
にたもので依存性が低いものに変えましょう。
そして薬が重複している。いらないとおもうものもある。
と言うドクター。
熱心に辞典を調べている、芯のある先生で信用できるかなと思いお薬は全て任せてみようと思った。
だがしかし、現実は甘くなかった。。。。。。
『この薬(ストラテラ)は私じゃ処方できないんだ。紹介状書くからADHDの専門医に行くしかないよ。ただ、彼は人気で半年待ちなんだ。』
ええええーーー！？
また待つの！？
放心する私。
そこで夫がすかさず『眠剤がないと困る！今処方してくれ。先生が処方できる範囲の薬が欲しい。』と直訴する。
ああ、私の眠剤のストックは切れていたんだった。
覚えていてくれてありがとう。
ドクター『地域のGPにもう一度予約をとって行ってくれ。そこから今日のデータを基に処方する。』
えええええ！？
もう一回地域のGPに行くの！？
今日処方されないの！？
ショックのあまりこの後のことはよく覚えていない。
一生懸命恥を忍んで発達障害エピソードを話したのに、ADHDの専門医じゃなかったなんて。
放心のまま診察を終え、通訳さんにお礼を言う。
通訳さんは『あなたは大丈夫よ、もっと大変なひといっぱいいたから！』
と励ましてくれたが、私は鬱病やホームシックではないのだ。
ADHDなのだ。
通訳さんはおそらくADHDを知らない方なのだ。
メモにはADHBと書かれていた。仕方ない。
脱力したまま帰宅。
夫にGPの予約をとってもらう。
次回の予約は20日後。
発達障害が薬を貰うまでには途方もない時間と体力がいるのであった。。
ちなみに今回の診察料も通訳さんも無料！
NHSの恩恵にあずかったので、あまり文句を言うのはよそうと思う。
でも、、、効率わるすぎるとおもう。
前途多難。
地域のGPではADHDの治療及び処方ができないそうで、専門医を紹介すると言われ早3ヶ月。
本来なら二週間でレターが来るとのことだが、待っても待っても全く音沙汰がないので英語の堪能な夫にGPに連絡を入れてもらう。
はよはよー！と督促を入れる。
自分の身は自分で守らねばならないので遠慮はしてられない。
数日後、夫の携帯宛に専門医の予約が取れたと連絡がきた。
やればできるんじゃないか。
しかしその予約は一ヶ月後、夫が着いてこれるのかがわからないため GPに日本語の通訳をつけて欲しいとお願いした。GPのお姉さんは『通訳？やったことないけど、聞いてみる。何語？』と聞かれそっけなく電話を切った。
携帯に連絡が来た翌日に病院の案内のレターが来て、そこには『必要なら通訳も用意できます』としっかり記載されていたのだがこの様子だと診察時に確実に通訳がいるかはわからない。
診察当日、紹介状に記載された病院に行く。
診察時間は一時間とのこと。
私は日本から持参した英文診断書に記載してある薬をもらえれば満足なので、そんなに時間はかからないだろうと踏んでいた。。。
ドクターに呼ばれ診察が始まる。
通訳はいないようなので夫にも通訳してもらうために診察室にはいってもらう。
ドクターはセンシティブなことを聞くけど、夫がいてもいいのか？と聞いてきた。
私は精神科通院歴や発達障害のことを夫に全て話していたし、薬の管理もお願いしていたので夫がいることでより確かな情報を伝えられると思い同席をお願いした。
診察は聞き取りが主で、生育歴や学歴職歴、家族のこと病歴をながながと聞かれた。
40分位聞かれた。
その間に通訳さんが来た。道に迷われていたようだ。
飲酒、ドラッグ、セックス、違法行為の有無も聞かれた。
これは夫に言いにくいかも、、とおもった質問は一つだけあった。
今のセックスに満足しているか。
という質問。日本では聞かれたことがないが、この国でのメンタルヘルスでは重要なのだろう。
色々質問が終わってドクターに『私があなたにしてあげられることは何かあるか。』
と言われた。私は『その診断書に記載してある薬が欲しい。』といった。
『それ以外で何かあるか？』と聞かれた。
私は薬があれば自分をある程度コントロールできているつもりだし、療育の様なトレーニングを受けるには年がいっているし、カウンセリングも言葉の壁でがあり有効だと思えない。
単純に薬が欲しいだけなのだ。
悩んで何も答えられずにいるとドクターに『あなたは何をしに来た？』と言われた。
『薬が欲しい』と言うと『それ以外で』と返される。
困った。
話題を変えるために幾つかのチェックリストを渡された。
抑うつなどの検査だろう。
その時点で最初のアポの時間はとっくに過ぎている。
カウンセリングに時間を割いてくれる親身な先生だ。
時間がないと言うことで処方薬の話になった。
日本から持ってきた診断書の薬のリストを見て渋い顔をするドクター。
今飲んでいる薬は、依存性が高いから切り替えましょう。
にたもので依存性が低いものに変えましょう。
そして薬が重複している。いらないとおもうものもある。
と言うドクター。
熱心に辞典を調べている、芯のある先生で信用できるかなと思いお薬は全て任せてみようと思った。
だがしかし、現実は甘くなかった。。。。。。
『この薬(ストラテラ)は私じゃ処方できないんだ。紹介状書くからADHDの専門医に行くしかないよ。ただ、彼は人気で半年待ちなんだ。』
ええええーーー！？
また待つの！？
放心する私。
そこで夫がすかさず『眠剤がないと困る！今処方してくれ。先生が処方できる範囲の薬が欲しい。』と直訴する。
ああ、私の眠剤のストックは切れていたんだった。
覚えていてくれてありがとう。
ドクター『地域のGPにもう一度予約をとって行ってくれ。そこから今日のデータを基に処方する。』
えええええ！？
もう一回地域のGPに行くの！？
今日処方されないの！？
ショックのあまりこの後のことはよく覚えていない。
一生懸命恥を忍んで発達障害エピソードを話したのに、ADHDの専門医じゃなかったなんて。
放心のまま診察を終え、通訳さんにお礼を言う。
通訳さんは『あなたは大丈夫よ、もっと大変なひといっぱいいたから！』
と励ましてくれたが、私は鬱病やホームシックではないのだ。
ADHDなのだ。
通訳さんはおそらくADHDを知らない方なのだ。
メモにはADHBと書かれていた。仕方ない。
脱力したまま帰宅。
夫にGPの予約をとってもらう。
次回の予約は20日後。
発達障害が薬を貰うまでには途方もない時間と体力がいるのであった。。
ちなみに今回の診察料も通訳さんも無料！
NHSの恩恵にあずかったので、あまり文句を言うのはよそうと思う。
でも、、、効率わるすぎるとおもう。
前途多難。