こんにちは。
普段は自宅で音楽を作りながら、細々と作品を発表している音楽クリエイターです。曲を作る時間そのものは今でも大好きで、深夜にDAWを開いている瞬間は本当に楽しい。でも、曲が完成した“その後”の作業には、ずっと小さなストレスを感じていました。
今は音楽を届けるために、ショート動画が欠かせない時代ですよね。TikTokやInstagram、YouTube Shorts。重要なのは分かっているし、Adobeのクリエイター関連レポートなどを読んでも「動画が鍵になる」と書かれている。でも正直なところ、動画制作は得意ではありませんでした。顔出しをしようとすると、部屋を片付けて、カメラをセットして、照明を調整して、何テイクも撮り直して……気づけば、音楽を作る時間が削られている。本末転倒だな、と何度も思いました。
何度か頑張って顔出し動画にも挑戦しましたが、結果はあまり良くありませんでした。緊張して表情は硬いし、話す内容も噛んでしまう。完成した動画を見返しては削除、という繰り返しで、「これは自分のやり方じゃないな」と感じるようになりました。ミュージシャンであって、カメラの前で話すプロではない。そう割り切った方が楽だと気づいたんです。
そんな流れで、最近話題になっていたAI系のツールをいくつか試すようになりました。最初は正直かなり疑っていました。AIアバターと聞くと、不自然な口パクやロボットっぽさを想像してしまって。でも背に腹は代えられず、いくつかのAI Avatar Video Generatorを実際に触ってみることにしました。正直な失敗談を言うと、無料ツールの中にはかなり厳しいものもありました。口の動きがズレていたり、日本語のイントネーションが不自然だったりして、「これなら使わない方がいいな」と思ったものもあります。
それでも比較を続ける中で、「用途を限定すれば、意外と使える」という感触が出てきました。私が重視したのは、完璧さではなくスピードと手間の少なさ。スマホで流れる15秒程度の動画として違和感が少なければ、それで十分だと考えるようになりました。そうした条件の中で、結果的に今もワークフローに残っている選択肢の一つが Nextify.ai です。理由はとてもシンプルで、作業の邪魔をしなかったから。写真1枚と短いテキストだけで最低限成立する動画が用意できる。その距離感が、自分にはちょうどよかった。
もちろん、これは万能ではありません。映像表現に強いこだわりがある人や、アーティスト性を前面に出したい人には向かないと思います。じっくり見ればAIだと分かりますし、完璧な表現を求めると違和感も出ます。ただ、動画制作にかかる時間が大幅に減ったのは事実で、体感では数時間かかっていた作業が15分程度で終わるようになりました。その分、またDAWに戻って新しいフレーズを作れる。この変化は自分にとってかなり大きかったです。
このやり方に切り替えてから、SNSの更新頻度も自然に増えました。以前は週1回が限界でしたが、今は無理なく週3〜4回。インプレッションやストリーミングへの流入も、少しずつ安定してきています。HootsuiteなどのSNS運用事例でよく言われている「継続の重要性」を、ようやく実感できた気がします。
AIを使うことに抵抗がある人もいると思います。私も最初はそうでした。でも今は、これは手抜きではなく「音楽を作る時間を守るための現実的な選択」だと考えています。動画制作が原因で音楽そのものが後回しになるくらいなら、頼れるところは静かに頼る。それも一つの創作スタイルだと思います。同じように悩んでいる人がいたら、こんな選択肢もある、という一例として読んでもらえたら嬉しいです。
