ヒッグスりゅうし、Higgs boson
標準理論では、すべての素粒子は本来、質量がゼロであり、ヒッグス粒子の働きによって質量を持つと考えます。イギリスのヒッグスとベルギー出身のアングレールが1964年にヒッグス粒子の存在を予言し、2012年についに発見され、2人は2013年のノーベル物理学賞を受賞しました。
超高温の初期宇宙ではヒッグス粒子が「蒸発」していたのであらゆる素粒子は高速で飛び回っていた
宇宙が膨張して温度が下がると空間の性質が変わり(真空の相転移といいます)蒸発していたヒッグス粒子が空間を埋めつくすので素粒子はヒッグス粒子の抵抗を受けて光速未満の速度になった
これは素粒子が質量を持つようになったことを意味する
※特殊相対性理論によると、質量を持つ粒子は光速未満の速度にしか加速できず、質量ゼロの光(フォトン)だけが光速で運動できます。つまり光速未満の速度で動く素粒子は、質量を持っていることを意味します。
宇宙用語図鑑
(マガジンハウス)