〔英 a Parent's divorce〕
安全・安心、帰属意識・愛
キャラクターに生じる思い込み
・「自分のせいで両親は離婚した」
・「長く続く関係なんてあり得ない」
・「誰かを全身で愛したら、自分が傷つくだけだ」
・「結婚なんてだまされやすい人がするものだ」
・「みんな隠し事をしているから、誰のことも完全には信用できない」
・「平和を保つというのは、つまり何も言わないってことだよ」
・「ここで手を打たなくても、もっといいものが常にどこかにあるからね」
キャラクターが抱く不安
・「見捨てられるかもしれない」
・「自分には低い優先度がつけられているのかもしれない」
・「不安定なのは嫌だ」(経済的不安定、心の不安定、など)
・「浮気は嫌だ」
・「拒否されたり、裏切られたりしたらどうしよう」
・「もっといい人が見つかったからとか、他にやりたいことがあるからとか言われて、捨てられたらどうしよう」
・「自分の結婚も危うくなったらどうしよう」
・「子どもを持っても、幸せにしてあげられないかもしれない」
・「深い関係になるのが怖い」
行動基準の変化
・長い付き合いを嫌がる、または避ける。
・相手に深入りしたくないから言い訳をする。
・ひどい恋愛相手を選ぶ。
・人に極端に愛着を感じる、あるいは、わざと愛着を避ける。
・どちらかの親または両親との関係がぎくしゃくする。
・両親に対して厳しい意見を持っていて、両親の選択に批判的になる。
・自分が思い描いていたような子ども時代が送れなかったことで親を恨んでいる。
・パートナーまたは配偶者を心から信じることができない。
・揉め事が起きると、それをなんとかしようとするよりは、離れていく傾向がある。
・たとえ自分が不利益を被ることになっても、我が子には自分にはなかった支援をする。
・不安を感じることが多く、後押し、褒め言葉、肯定的な反応が必要になる。
・何か変わったことはないか注意深く状況に目を光らせる。
・普通の人と比べるとよく家計を気にする。
・過去を断ち切ったり、何かを手放したりなかなかできない。
・人の分まで責任を持つのを恐れる。
・(人、パーソナルスペース、自分の役割や仕事などに関して)縄張り意識や独占欲が強い。
・人をなかなか許すことができない。
・人を喜ばそうとする、あるいは人を巧みに操る(幼い頃に人の気を惹こうとして功を奏した手段に頼る)。
・変化があるとすぐに圧倒されてしまう。
・予定どおりに事が進まないと腹を立て、後手の対応しかできなくなる。
・競争になると怯えてしまう。
・独立心が非常に強くなり、人に助けを求めたがらない。
・何かがうまくいかなくなると、あたかもそれが自分の責任であるかのように罪悪感を感じる。
・他人の幸せに重い責任を感じる。
・友人関係や恋人関係にしがみつきすぎる(相手に息の詰まるような思いをさせる可能性もある)。
・何がどうなるかわからない不安定な状況で、あまり期待をしすぎてはいけないと我が子に警告を与える。
・新しい物事に挑戦したがらない。
・驚かされるのを嫌う。
・自分の持ち物に強い執着心を持つ。
・逆境にもめげず、自分の作り上げたものにプライドに持っている(安心できる家庭、家族、キャリア、など)。
・自分がいつも人を支配していると、人の学習や成長のチャンスを奪ってしまうとわかっている。
この事例が形作るキャラクターの人格
ポジティブな人格
愛情深い、分析家、慎重、魅力的、控えめ、共感力が高い、独立独歩、勤勉、公明正大、忠実、大人っぽい
ネガティブな人格
挑戦的、支配的、防衛的、つかみどころがない、偽善的、せっかち、不安定、嫉妬深い、手厳しい、操り上手
トラウマを悪化させる引き金となる出来事
・夫婦喧嘩をする。
・休暇中に片親(または両親)を訪ねる。
・どちらかの親が再婚するつもりだと言い出す。
・自分のパートナーが隠し事をしているのではないかと怪しむ。
・家族の夕食会、結婚式や葬式など、家族が集まるイベントがある。
トラウマに向き合う/克服する場面
・結婚カウンセリング、あるいは個人でカウンセリングを受ける。
・結婚したいけれど、そうすることを怖がっている。
・自分が初めて親になると知る。
・子どものために離婚せずにいるが、それでもやはり子どもを傷つけていることに気付く。
トラウマ類語辞典
(フィルムアート社)