〔英 a Natural or man-made disaster〕
・地震、ハリケーン/台風、激しい雷雨、竜巻、洪水、津波、雪崩、熱波、豪雪や暴風などを伴う寒波といった極端な悪天候
・火山噴火
・原発の炉心溶解事故
・化学攻撃あるいはガス漏れ事故
・感染症の大流行/ウィルスの蔓延
・隕石衝突
・森林伐採による岩盤すべりや土砂崩れ
・ダム決壊
・産業廃棄物が漏れ出し、広がった汚染
・深刻な干ばつと飢饉
この事例で損なわれる欲求
生理的欲求、安全性・安心、帰属意識・愛
キャラクターに生じる思い込み
・「これは神に与えられた罰だ」(キャラクター個人、人間、あるいは地域社会に対しての罰)
・「何もかも支配するなんて幻想でしかない」
・「本当に安全でいることはできない」
・「安全でいるためなら、どんなことをしても許される」
・「俺達みんなが殺される前に、権力者たちを倒さなければならない」
・「家族を守れるのは自分だけだ」
・「安全でいるためには、万事に備えるしかない」
・「助けが必要なときには助けてもらえない」
・「自然は危険だから、避けるべきだ」
・「何事も、何人も信じてはいけない」
キャラクターが抱く不安
・「雪山や避難所が怖い」(災害に関連している場所を恐れる)
・「寒波が押し寄せてきて、吹雪になったときが怖い」(災害に遭ったときの季節や気象を恐れる)
・「人混みや、押し寄せてくる集団が怖い」
・「自然に囲まれていると不安になる」
・「病気になったり、怪我をしたりすると(そのせいで自分が無力になってしまうために)不安が押し寄せてくる」
・「食糧、水、薬が底をついたらどうしよう」
・「政府や権力者は信用できない」
・「気候変動は恐ろしい」
行動基準の変化
・なぜあんな災害が起きたのか理解しようとして調べる。
・万が一に備えて、生活必需品や日用品を買いだめしておく。
・避難計画を練る。
・政府からの知らせやメディアから得た情報を疑うようになる。
・情報収集は1ヵ所だけに頼らず、複数の情報源から得るようになる。
・災害時に人に冷たくあしらわれた経験から、人に嫌気がさす。
・我が子が他人の家に泊まっていたり、遠く離れすぎたところにいたりすると不安になる。
・ある危険を避けるために別の土地に引っ越す。
・夜驚症になる。
・リラックスしたり、些細なことを楽しんだりできない。
・PTSDの症状が出る(パニック発作、不眠症、フラッシュバック、妄想、など)。
・物をため込みがちになる
・心気症になる。
・最悪のケースを考えがちになる
・ある種の気象条件が揃うと眠れなくなる
・緊急事態に備えて自宅を改装する(嵐が来たときの避難部屋や地下倉庫を作る、フェンスを建てる、間仕切りの壁を作る、など)。
・地球滅亡の日に備える。
・陰謀論を唱え始める(経験した災害が人災であった場合)。
・自分の信念に合った、あるいは将来の備えに役立つようなネットのグループに参加する。
・自力で生き延びていかなければならない場合に備え、自給自足で暮らす方法を学ぶ。
・健康をもっと優先するようになる。
・家族と連絡を絶やさないようになる。
この事例が形作るキャラクターの人格
ポジティブな人格
柔軟、用心深い、規律正しい、効率的、熱心、独立独歩、勤勉、影響力が強い、忠実、自然派、注意深い
ネガティブな人格
反社会的、無気力、抑制的、不安症、理不尽、物質主義、うっとうしい、執拗、妄想症、悲観的、自己中心的、けち
トラウマを悪化させる引き金となる出来事
・工場や大煙突が林立している風景など、産業化のシンボルを目にする(経験した災害が人災だった場合)。
・空っぽの食器棚などを目にし、災害時の苦労を思い出してしまう。
・嵐で倒れた木を見かける。
・外国での災害を伝えるニュースを見る
・災害から1周年を迎える。
・救急車や消防車のサイレン音を耳にする。
・煙、ガス、化学物質、オゾンの臭いを嗅ぐ。
トラウマに向き合う/克服する場面
・別の緊急事態や災害が発生する。
・他人(警察など)に助けを求めなければならない緊急事態にぶつかる。
・苦境に陥り、周りの人が同情してくれたり、助けようとしてくれたりする。
・助けが必要な自分を利用したり無視したりせず、同情し寛大な心を見せてくれる人が現れる。
・他人の力になれる。もしくは、よりよい未来を目指した活動に参加するチャンスが与えられる。
トラウマ類語辞典
(フィルムアート社)