有用なものは、無用なものがあって成り立ち、無用なものは、有用なものがあって成り立つと荘子は考えました。一方がなければ、もう一方も成り立ちません。

万物は、有用か無用かなど、他のものと比較されるべきではなく、一つ一つが絶対的な価値を持っていると荘子は考えました。これを無用の用といいます。人生に起こる出来事にも価値の優劣はありません。出来事すべてを運命だと受け入れて、楽しむべきだと彼は説きました(運命随順)


続哲学用語図鑑  中国・日本・英米分析哲学編  (プレジデント社)