始 (シ  はじめる・はじまる 


し   はじ



台は、農耕を始める時、


さいさい・・・神への祈りの文


である祝詞を入れる器の形)


を供えて、すき (農具) を


はらい清める儀式のこと。 


女性が出産する時も、


同じような儀式を行い、


その無事を祈ることを始という。 


それで生まれることを始といい、


「 はじめる、はじまる 」 の意味となる。

白川静博士の漢字の世界へ(平凡社)