バレンタインデー | セニョールのブログ

セニョールのブログ

訪問、ありがとうございます。
好きなことを勝手に書いています。

この時期が来ると思い出す事があります。
セニョールの父親はヘビースモーカーで、実家の居間には常にタバコと灰皿とライターが置いてありました。
居間はタバコ臭く、壁や天井はタールで茶色くなっていました。母親はこんな居間を見て、タバコは百害あって一利なし!なんて言ってます
そんな家で育ったセニョール少年は、反面教師なのかタバコには興味がありませんでした。



さて、本題です。
セニョール少年は男子校に通い、ドラムの練習に明け暮れていてガールフレンドもいませんでした。
当然バレンタインデーにチョコなんて貰えませんでした。
だって、まわりに女の子がいないんだから無理も無い。
そんな我が子を不憫に思ったのか、毎年母親が義理チョコをくれる様になりました。
断る理由がないので、「ありがとうございます」と言って頂いていました。


2日後に事件が起こる。
16日の夕方、学校から帰宅すると鍵が掛かっていて誰もいない。
鍵を開けて、居間でおととい貰ったチョコを食べている時に、母親が買い物から帰宅、居間に登場。






「ああっ!あんた!」めずらしくヒステリックな声。
「何してるの!!!」
そこにはタバコをくわえているセニョール少年
万事休す~っ!




おいおい、これは、おとといあんたがくれたシガレットチョコだよぉ!
忘れちゃ困るぜ。
二人で大笑いでした。
それにしても、結構リアルなシガレットチョコで、パッケージにも凝っていましたね。
CAMELのフェイクでLAMAL。パッケージデザインはらくだの代わりにラマ。
LUCKY STRIKEのフェイクでLUCKY SPIKE。デザインは赤い丸の中にスパイクシューズが書かれていました。写真がないのが残念です。

甘くなく、面白いバレンタインの思い出です。

ペタしてね