ブログ友のいなえさんが「つもりトレーナー」の実録を教えて下さったんですが
どのトレーニング方法も突っ込みどころ満載なので記事にしちゃいます。
いなえさん、情報提供ありがとうございます~。
その1 来客時のインターホンの音に反応して吠えまくるトイプードル。
丸めた新聞紙を持ったトレーナーと飼い主が台所に隠れてて、
犬が吠えだしたら、いきなり飛び出してパ~ンッ!と
新聞紙を壁に叩きつける。
新聞紙を壁に叩きつける。
犬がびっくりして吠えやんだら褒める。
(ローカルテレビで家庭犬のしつけ特集って題名でオンエアーされてた。)
飼い主は「わぁ!効果てきめん」って喜んでたけど、
そのわんこは震えてました。
吠える理由は置き去りですか?
ひとくちにインターホンに吠えるといっても理由は様々です。
インターホンの音自体が怖い、来客が怖い、来客が嬉しくて興奮などなど。
例えば怖がって吠えている犬に、さらに強烈な恐怖を与えて
その時は吠え止んだとしても問題を克服出来てはいないです。
「怖いから吠えたいけど、もっと怖いことが起こるから我慢しなきゃ」な状態です。
犬に伝えるべきなのは『怖がる必要なはい』ってことです。
その2. 散歩中の拾い食いをやめさせる練習という事で、
犬が道端の草むらに顔をつっこんで匂いを嗅ぎだしたら、
大声で「○○、コイ!」とリードを引き戻す。
匂い嗅ぎと拾い食いは別物なんですが、、、。
拾い食いのトレーニングは特に先周りが何より大事です。
それに大声なんてのは全く必要ないです。
その3. 他の犬に吠える犬を慣れさせるために、
自分の飼い犬のジャーマンシェパードを近くに寄せる。
これも吠える理由は置き去りパターンですね。
怖くて吠えているのなら、その犬が必要としているスペースを確保することで
『怖がる必要なはい』ことを伝えなくてはいけません。
逆に嬉しくて吠える、遊びたくって吠える犬もいますよね。
フレンドリーと言えば聞こえは良いですが
ハッキリ言ってしまえば相手の都合は、まるで無視の自己中状態です。
こういうタイプの子に教えるべきなのは『相手を尊重しなさい』って事と
『遊んでも良いかどうか決めるのは飼い主』って事です。
その4 パピーパーティーにて、吠えが収まらない仔犬を
「攻撃性が高いので、服従の練習」として
沢山のノーリードの仔犬たちの中央で床に仰向けに寝かせて
抵抗しなくなるまで、押える。
吠え=攻撃性、、、もう開いた口が塞がりません。
吠えることは絶対悪ではないんですよ~。
そもそも、その吠えが威嚇によるものだったら
仰向けに寝かせて抵抗しなくなるまで押さえる、なんて対応は
余計に犬の攻撃性を刺激しちゃうだけです。
その5. しつけ教室で「では、みなさん!マズルコントロールの練習です」と
全員でいっせいにマズルコントロールを始める。吠えだす犬続出。
マズルコントロール、私のブログのアクセス解析での
検索ワードでも常に上位にきてるんですが
本当にやらないで下さいね、マズルコントロールは。
過去に何度か記事にしてるので詳しいことは省きますが
意味がないだけならまだしも逆効果の危険性が高いですから。
こんなトレーナーばっかりではないと思いますけど
要注意なトレーニング方法の実例でした~。
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