今回は犬と暮らしてる方なら一度は考える問題、レスキューについてです。
私はレスキューに関しては、かなり厳しい見解を持ってるので
キツイ言い回しもあると思いますが、どうか御了承下さい。

まず日本におけるレスキューで、いつも思うのは
もう『可哀相な犬』は止めませんか?ってことです。
「虐待されていた可哀相な犬です。」
「殺処分寸前だった可哀相な犬です。」
そして引き取った人も、その犬に問題行動があっても
「可哀相な犬だから仕方がない」と目を瞑る、、、。

どんな過去を持っていようと虐待の場から抜け出せたことで、
もしくは殺処分をまぬがれたことで
その犬は、もう『可哀相な犬』ではないはずです。
人間が、その犬の過去に捕らわれてしまうから
犬も、そこから抜け出せなくなってしまうんです。
レスキューの犬は吠えや咬むなどの問題行動をする子は多いです。
でも吠えたり咬んだりしなければならない精神状態の犬も辛いんです。
ですから『可哀相な犬』というレッテルを貼って目を瞑るのではなく
もう怖がる必要も吠える必要も咬む必要もないと
教えてあげられる人間の精神的な強さが必要なんです。

そういった犬達をリハビリしていくには
やはりトレーナーの存在が必要なんだと思います。
それも犬の心理を理解して、きちんと犬を扱えるトレーナー。
レスキュー犬を扱えるトレーナーが増えて
安定を取り戻した犬が里子に出されるようになれば
レスキュー犬を引き取ることを躊躇する人も減っていくのではないでしょうか。
それがレスキューする方達が目指す「殺処分ゼロ」へ向けて
特に大切なことだと思います。




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