前回の動画の回答編です。
黒太郎の行動を友好的と勘違いしてしまうケースは
本当に多いと思います。

まず注目して頂きたいのは黒太郎の尻尾。
ガッツリ立ってますね~、そして振り方も小刻みです。
これは挑戦的な態度です。
茶太郎は、それが分かってるので、ちょっと警戒してます。
案の上、黒太郎は茶太郎の背中に顎を乗せようとします。
顎を乗せる行為は『俺のほうが強いぞ~!』っていう表現ですから
茶太郎は、「失礼な奴だな!止めろ!!」と黒太郎を叱ってます。

それでも黒太郎は隙をついて顎を乗せようと試みてますね。
尻尾も全然下がりません。
茶太郎が、ちょっとボーっとしたら即効でマウンティングする勢いです。
途中で厳しめに叱られて、ちょっとお尻の匂いを嗅いでますが
「今さら何やってんだ、いったん下がれ!」と
また茶太郎に叱られてます。(笑)
そのあと、茶太郎が伏せますね。
これは、相手を落ち着かせようとするカーミングシグナルです。
それでも黒太郎は、めげないばかりか、軽くジャンプして
自分を大きくみせようと、増々挑戦的です。

以上が動画の中での2頭の行動の意味です。
上記を踏まえて、もう一度、動画を見ていただけば
なるほど~!と納得出来るはずです。

http://www.youtube.com/watch?v=piDN3_5iTgk

さて介入のタイミングですが、まず尻尾をガッツリ立てた時点で
クールダウンがベストです。
その後は終始、失礼な行動の連発なので
どのタイミングでも良いんですが、絶対にストップをかけるべきなのは
茶太郎が伏せてカーミングシグナルを出しても止めなかった時ですね。
ここで黒太郎は捕獲&退場です。

ドッグランなど多数の犬が集まる場所では
犬任せにし過ぎずに、しっかり観察してトラブルを未然に防ぐ。
それには犬の行動の意味を正しく理解することが大切です。



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