何かに怯えて吠える子。
怯えの原因は、雷とか花火の音だったり
散歩中に会う、見知らぬ人だったり様々ですが
この手の吠えをする犬は多いと思います。
吠えることによってストレスを解消してるというか
怖い気持ちを吠えることで少し発散させてるんですよね。

このタイプの吠えに対して、絶対にしてはいけないこと。
それは、叱ることです。
もともと私は叱ることを、あまりしませんが
恐怖による吠えに対しては絶対にNGです。
ただでさえ怖くて吠えてるのに、頼みの綱の飼い主が叱ったりしたら
怖いことが2つに増えてしまって、パニックを起こしてしまうかもしれません。
とはいっても抱っこして「よしよし、大丈夫よ~」も
吠えることを励ましてしまう結果に繋がります。

じゃあ、どうすればいいのか?
怖いことを良いことにすり替えてあげればいいんです。
音に対する恐怖の場合は、効果音のCDを利用して
低音量からオヤツをあげつつ慣らすことが出来ますが
人に対する吠えは、それはちょっと難しいですよね。
吠えに限らず、どのトレーニングでも同じですが
犬が行動を起こす前に対処することが大事です。

怖がって吠えそうな人を見つけた時点で
オヤツやオモチャで飼い主に意識を集中させて
恐怖の対象を見ようとする度に軽いチェックと声かけで
飼い主を注目することを促します。
それでも距離が縮まるにしたがって注目出来なくなってしまう時は
座れや伏せで待たせて、飼い主は犬と対面で立って視界を遮る壁になって下さい。
これで飼い主を注目出来て吠えずにいられたら、
たっぷり褒めてオヤツで励まします。
それでも吠えてしまいそうな子は、小型犬なら抱っこではなく
片手で脇に抱えて、もう片方の手で目隠しをするように
犬の顔を胸に押し当てるようにして、やり過ごします。
大型犬の場合は、端に寄せて飼い主が壁になりつつ
やはり手で、そっと目隠しをするように顔を覆います。

上記の方法で、少しずつ怖がる必要はないことを教えるとともに
オヤツやオモチャを利用して犬の意識をすり替えていきます。
飼い主さんが慌てず騒がず、ゆったりと行動することが大切です。



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