みなさんの中には

お父さん、お母さんから

 

「手に職をつけなさい」

 

と言われて育った人も

多いと思います。

 

「手に職をつける」は

 

何らかの資格をとって

会社に頼らず自力で

生きていける力をつける

という意味ですね。

 

たとえば、

 

床屋さん(理容師)

司法書士・行政書士

看護師

保母さん

税理士

 

などでしょうか?

 

確かに、資格を持っていれば

食べるのに困ることはないかも

しれません。

 

 

ご両親が子供を思って、手に

職をつけなさいというのは

理にかなったことですね。

 

 

 

 

しかし、

お父さん、お母さんは

 

手に職をつけたほうがいいよ

 

と言っているのに

 

いつの間にか、言われた子供が

 

手に職をつけなければならない

 

と勝手に変換して記憶している場合

があります。

 

 

そして、手に職をつけなければ

ならないと変換した子供の多くは

 

手に職=自立=人に頼ってはダメ=自分で何でもやらなければならない

 

と勝手に思ってしまうのです。

 

 

☆☆☆

 

 

このように思い込んだ子供が

30代、40代になり、会社で管理職に

なると、部下に任せることができません。

 

自分で仕事を抱え込んでしまい

いっぱいいっぱいになってしまいます。

 

 

 

手に職と言われて育った方々は能力

も高く、努力家です。

 

中には部下がバカに見えてしまい

 

「部下に能力がないので任せられない」

 

と言いながら、どんどん自分で仕事を抱え込み

体調を悪くするまで働いてしまう人もいます。

 

また、うっぷん晴らしにパワハラに走る

人もいます。

 

 

こうなると、「手に職」の目的からは

だいぶ外れてしまい、ただの迷惑な

人になってしまいます。

 

 

☆☆☆

 

 

手に職をつけることには大賛成です。

 

 

しかし、手に職をつけた方が良い

のであって、手に職をつけなければ

ならない、のではないのです。

 

 

「~した方が良い」と、「~しなければならない」

 

の違いは大きなものがあります。

 

「しなければならない」

 

となった瞬間、それはマイルール、つまり

自分の中の法律になります。

正しいこと、守らなければならないこと

になります。

 

 

法律なので、体調が悪くなろうがなんだろうが

それを破ることは許されないのです。

 

そして、本心とは異なっていても、

我慢して自力で何でもやってしまいます。

 

 

 

 

「手に職をつけなさい」

 

と言われて育った管理職の方。

 

 

いつの間にか、自分で変換していませんか?

単なる迷惑な上司になっていませんか?

 

 

 

 

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