管理職が大事にすべきたった一つのこと

 

この題名を見て、何が浮かんだでしょうか?

 

 

専門知識

的確に指示する力

全体を俯瞰する能力

部下の1人1人とのコミュニケーション

 

どれも正解です。

 

 

しかし、一番重要なのは・・・・・

 

 

部下の話しを良く聞くことです。

 

 

 

 

私は会社員時代、法務部門で仕事を

していました。

 

コンプライアンス研修などで、管理職

に話しをすることがありました。

 

 

コンプライアンスで最も重要なこと

は部下が1人で問題を抱えないよう

にすることです。

 

部下がコンプライアンス上の問題を

抱えてしまうと、大きな問題につながる

だけに、上司に報告をしずらくなります。

 

1人で何とかしようと頑張ってしまうのです。

 

 

これが一番まずいです。

 

 

最後は隠蔽や、手に負えなくなるまで放置する

ことなどにつながっていきます。

 

 

そこで、管理職の皆さんには、研修のたびに

部下と双方向のコミュニケーションをとって

くださいとお願いしていました。

 

 

部下とコミュニケーションしなければ

ならないのは皆さん分かっています。

 

ところが、そのコミュニケーションは、上司

から部下への一方的なものになりがち

です。

 

もちろん、これはこれでないよりはマシです。

 

しかし、一番重要なのは自分が話すだけでなく、

部下の話しを良く聞くことなんです。

 

 

日常的に声掛けして、雑談して、話しやすい

雰囲気を作り、普段から話しを良く聞く。

これが一番重要です。

 

これにより、大火事になる前に、ボヤ

のうちに消し止めることができるのです。

 

 

 

 

そして、私はこれがコンプライアンス問題を

発生させないためだけでなく、マネジメント

として最も重要なことではないかと思って

います。

 

 

部下の1人1人の話しをよく聞く、

組織全体の風通しを良くする

 

これにより、様々な意見が出てきて

活性化し、変化が促されます。

 

 

また、話しを聞くことにより、話す側は

大切にされているという感じを抱きます。

 

大切にされていると感じれば、モーチベーション

はアップします。

 

 

 

 

そして、部下の話しを良く聞くためには

管理職が変なメンツやプライドを捨てて、自分と違う

意見を言う部下を受け入れることです。

 

 

異論を許容し、自分の意見と違うことを

言われても頭ごなしに否定せず

受け止めなければなりません。

 

 

悪い報告をされて怒るなんてもって

のほか。

 

問題があぶりだされたことに

感謝しなければなりません。

 

言う方も勇気を持って言った

はずです。

 

良く言ってくれた、

 

そう感謝しなければならない

のです。

 

 

 

頭ごなしに怒鳴ったりすれば

二度と悪い報告をしなくなるでしょう。

 

そうすると、その組織では悪いことは

表面に出てこなくなります。

 

私はこれを問題の「アングラ化」と呼んで

います。

 

アングラ化した問題は、マグマの

ように地下で沸騰し続けます。

 

そして、ある沸点を過ぎると地上に

噴出します。そのときには手が付けられなく

なってしまうのです。

 

 

☆☆☆

 

 

 

管理職の皆さん、部下の話しを良く聞いて

あげてください。

 

そして、普段の雑談、エレベーター内での

ちょっとした会話を大切にしてください。

 

それが管理職としてもっとも重要な

ことなんです。

 

 

 

 

★無料メルマガの詳細と登録はこちらから

★現在ご提供中のサービス

★各種お問い合わせ、ご意見、このブログのご感想はこちらから