子どものころは

嘘つきだったし

卑怯者だったし

やりたくないことは

意地でもやらなかった

 

学校でも

忘れ物ばっかりしたし

宿題もやらなかった

いつも教師を

睨みつけてた

 

みんなの前で体罰とか

見せしめの説教とか

日常茶飯事

 

蔑みのカタマリとして

扱われた日々

 

恩師なんて

ひとりもいない

同窓会なんて

くそくらえ

 

そんな私が

子どものころ

唯一尊敬して

大好きで

まとわりついていたのが

あなたでした

 

理解者が

ひとりでもいること

それが

どれだけの救いになるか

 

それを教えてくれたのが

あなたでした

 

あなたがいなければ

もしかしたら

誰にも信用されず

孤独のまま

 

この世を恨みながら

人生を終わらせていたかもしれません

 

永遠のお別れのとき

何の役にも立てなくてごめん

 

何をたいせつにすべきか

何がいちばんたいせつか

 

もう

絶対に間違わない

ブレない

そして

誰も恨まない

 

もうすぐ会えると思うけど

その時は

全力で謝るね

 

いつも守ってくれて

ありがとう

 

心の中に

住み続けてくれて

ありがとう

 

あなたのような

偉大な親で

居続けられるよう

 

どんな時でも

穏やかに

微笑みながら

生きていきます

 

すべてのひとに

理解と安心を届けられるよう

ことばを磨きます

 

あなたのように