おはようございます。
占い屋🔮リーリエ リリー店主
百合音です😊💕
本日は、大好評❔だった小説
『邪蛇師』シリーズの番外編です。
ちなみに、この番外編は、本編を読んでいなくても、大丈夫な内容.......、の、はず💦
いちおう、本編の概略.......。
同棲生活3年目を迎え、彼との関係に悩む「みひろ」。職場の後輩に誘われ占い館に訪れる。鑑定中、血黒の大蛇をみてしまったみひろは、バニックに陥りつつも、占い師の助言から、彼と別れようと決意する。が、彼は、 百戦錬磨の粘着ストーカー。すべてを放置して身を潜めるみひろは、ふと占い師に連絡。すると、その息子が現れ、すべてのトラブルを解決していく。だが、彼氏との別れは壮絶なもので結局すべてをことごとく失い、占い師の元に身を寄せることとなった』
興味を持たれた方用に
一気読みリンクを⬇
ちなみに、続編はちまちま書き続けていて、今は修行が始まったところまで進んでいます。
ゴールデンウィーク置き記事用に、
頑張って書くぞ~🎵
と。
あちこち取材した結果、発表した内容に、若干の修正を入れる部分もありますが、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
では、どうぞ。
✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。
【みひろの修行編(備忘録の切り取り)】
宝龍庵での私の仕事は、せいぜいお茶出しくらいだ。 そして、そこから、夏子先生に弟子であると紹介してもらい、鑑定の場に同席させていただく。
そこではただただ、夏子先生とお客様のやり取りを聞いているだけ。
修行初日に、夏子先生から言われたのは
「まずは、鑑定をひとつひとつ、丁寧に『観察』すること。
邪蛇の観察だけじゃなく、カードと、やり取りを簡単にメモするように。いや、その場でメモを取るんじゃないよ。すべて終わってから。 思い出しながらメモを書くんだ。
ただ、あんまり邪蛇に気を取られて、お客様を凝視したり、パニックを起こしちゃいけないよ。あくまでポーカーフェイスでね。
あ、いくらなんでも、ただ座ってるだけじゃ、お客様も不気味に思うだろうから、笑顔と相槌(あいづち)くらいはやっておくれ」
というものだった。
そして、ひととおり鑑定が終わると、その内容をノートに書き込む。
邪蛇の観察記録を行い、その「形状」や「現れ方」などを記し、自分なりの考察を加える。 鑑定で出たカードも、思い出しながらメモ書きし、夏子先生がした鑑定のまとめや考察を加える。
先生は、最初の頃こそ、完成した備忘録のノートを覗いては、二言、三言、コメントをしてくれたものの、三日も経つと、ときどきノートに目を通すだけで、拍子抜けするくらい何も指導をしなくなった。
私の備忘録とは、例えばこんな感じだ。
〇月×日 〇時×分~ 〇時△分
〇▲様 (◇回目)
鑑定内容 恋愛
付き合って三年目。〇▲様は結婚を意識している。 彼はまだ遊びたいし、同棲もしないで結婚をするのは嫌だと相違あり。 また双方の両親に挨拶することも億劫と。 自分は三十歳までに結婚をしたいが、このまま付き合っていて良いのか。との質問
鑑定 大アルカナ Ⅰ 存在
邪蛇 のど元から直径2cm、長さ20cm程度。血黒 全身を這う動作
結果 自分自身を大切にするために、別れを選択。 年齢に囚われず、ちゃんと相手を選ぶと結論。
総括 大アルカナⅠの「存在」に関していえば、彼を逃したら次がないと思って、焦り、自分自身を大切にしていなかったと認識できた様子。
邪蛇に関しては「彼に言いたいこと」が、噴出していたようだ。
彼は、遊びとまではいわないが、都合のいい女で居心地がいいようだ。だが、自分との今後のことは、真剣に考えようとしていない。
自分を大切に育ててくれた両親の思いを考えると、彼の意のまま急いで同棲や、すがりついての結婚よりも、彼に見切りをつけ、自分磨きをして、ステップアップしたほうが良いと決めた様子。
「私は、私自身をかけがえのない存在として愛してくれる人を探します。 この星の数ほど男性は居るし」
と、語った瞬間、邪蛇が離れ始める。 夏子先生は
「それが良い」と鑑定終了。 邪蛇は浄財に収まり、神棚に上がる。
✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。
ノートはこんな感じで、淡々と埋まっていく。これが、何の役に立つのかは、1ヶ月が経過した今でも、まったくわからない。
だが、そんな積み重ねの日々が当たり前になった頃、一気に風向きが変わるできごとが起こってしまった。
続く。
という内容です🤣
すみません、短くて✨
それではみなさん、
本日も
𝐇𝐚𝐯𝐞 𝐚 𝐧𝐢𝐜𝐞 𝐝𝐚𝐲❤