私がやってみようと思ったことへ
踏み出す日がきた。
夏真っ盛りの暑い日。
昼過ぎに目的地近くの駅におり立つ。
太陽は容赦なく照りつけ
蝉は元気に大合唱
ものの1分程歩くだけでも
汗が出てきた。
指定された場所は
マンションの一室を利用したサロン。
中に入るとすらりとした女性が
明るく出迎えてくれる。
屈託のない笑顔が印象的な
この女性が
私の師範となる方だ。
(以後、F先生と呼称する)
私がやってみようと思っていたのは
「臼井式レイキ」
スピリチュアルに興味のある方は
ご存知の方も多いだろう。
癒す効果の高さゆえに
海外では
ホテルのスパのメニューになっていたり
病院で治療の一環として
利用されているそうだ。
ただ、F先生が仰るには
創始者である臼井先生の
本当の思いはそこではなく
「安心立命」といって
自分らしく幸せに生きること、
だったのだという。
ただ癒されたり
健康になるだけではなくて
心が満たされて、幸せであること
他者に、そして何より自分自身に
そのような癒しを提供できるのであれば ー
そのような思いから
私はF先生の元へ赴こうと決めたのだった。
初めての講習は無事に終わり
緊張感も程よく解けて
F先生と私はしばし雑談に興じていた。
そんな中で
ふとしたことから
私の離婚と転居の話になり
先生はうんうんと聴いてくださった後
「みんな人生の転機の時に
臼井式レイキと出会うのよ~」
「だから大丈夫!前を向いていこうね 」
そして
夏のお日様のように
ニコニコと笑うのだ。
「先生が幸せそうなので
希望が持てました!」
そう伝えて、私も笑った。